第3回セッピョル学園
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先週、「第3回セッピョル学園」が栃木朝鮮初中級学校で開催されました。
「セッピョル学園」とは東北・北関東にある朝鮮学校6校(東北、福島、新潟、茨城、群馬、栃木)
の生徒たちが一緒に寝泊りしながら、さまざまなイベントを通じて交流を深めるという試みです。
おととしから始まって今年で3回目。
1、2回目とも茨城朝鮮初中高級学校で行なわれてきましたが、今年は東日本大震災による影響を考慮し、
1泊2日で栃木での開催になりました。
●1日目
今年は初級部から高級部まで209人の生徒が参加しました。
「開園式」で各学年ごと(高級部は除く)の「セッピョル担任先生」が発表されるようす。
学級活動の時間に、まず自己紹介をしている初級部1年生の子どもたち。
夕飯は栃木のオモニたちが心を込めて作ってくれたカレーライスがふるまわれました。
1日目のクライマックス(!?)だったといえる、フォークダンス。
始まる前にとある女の子が「好きな人と早く一緒に踊りたい!」と言っていましたが、
フォークダンス終盤、「好きな人、もう一人増えちゃいました!」と笑顔で話していたのが
印象的でした。笑
教室に敷かれた布団の上で、さっそく枕投げをはじめる男の子たち。
実は1日目、東北ハッキョの子どもたちは参加できませんでした。
高速道路で起こった事故の影響で何時間も渋滞を抜けれず、
夜遅くにやっと到着したのでした。
本当に残念でした。
●2日目
この日は「セッピョル運動会」が行われました。
生徒たちの保護者をはじめとする多くの同胞たちも、各県から訪れました。
本来のセッピョル学園の目的に加え、今年は震災で被災した地方の同胞たちを激励する場となるよう、
運動会が企画されました。
今回のセッピョル学園を準備した栃木青商会はじめ、各地方の青商会メンバーたちも気合十分。
20代の若い人たちも早朝から準備に協力していました。
力強い行進!いよいよ運動会の幕開けです。
東北地方出身の朝鮮大学校の学生たち。
後輩たちの姿をカメラにおさめていました。
今回、ボランティアも頑張っていました。
まずは徒競走。
赤のTシャツに身を包み、応援を繰り広げる宮城の同胞たち。
初級部低学年の玉入れ競技。
あまりに楽しそうだったのか、途中から子どもが飛び込んできました。笑
こちらは女子生徒たちの棒争奪戦。一言で「熾烈」でした。
男子生徒たちの騎馬戦も大盛り上がり!
縄跳び。息を合わせてジャンプ、です。
子どもたちだけでなく、大人たちのリレー走も行なわれました。
実は手にしているプレートは…、
裏にその地方の「ご当地もの」が描かれていました。ユーモアにあふれています。
運動会の2部では参加者みんなで焼肉を囲みながら、
朝鮮大学校軽音楽団の公演がスタートしました。
東北出身の先輩の歌声に聞き惚れている女の子たち^_^。
続いてセッピョル学園に参加した6校ごとにそれぞれ小公演を披露しました(写真は東北初中級学校生徒らによる農楽)。
そして宴もたけなわとなった頃、スペシャルゲストが。
この笑顔の人は…??
そう、「冬ソナ」に出ていた韓国の大物俳優、クォン・へヒョさんです!
今回、東日本大震災で被害を受けたウリハッキョを支援する韓国の団体「モンダンヨンピル」の方たちが
わざわざ支援金を伝達するために、栃木ハッキョに訪れたのです。
映画「ウリハッキョ」を手がけたキム・ミョンジュン監督や歌手のイ・ジサンさんはじめ、
10人以上もの方たちが駆けつけてくれました。
被災したウリハッキョへの1次支援金(1000万円)が、NPO法人「ウリハッキョ」の李東潤理事長に伝達されました。
クォン・へヒョさんが話した言葉は、ジーンとくるものがありました。
「60余年の間、ウリマル、ウリクル(民族の言葉と文字)を守ってきたみなさんが、私たちをここに導いてくれたのです。本当に感謝しています。
みなさん、決して疲れないで(屈しないで)ください。
私たちも共にたたかいます」
力強い言葉に、思わず涙している同胞もいました。
在日同胞に連帯してくれる彼らのような存在は、本当に温かいです。
今回セッピョル学園を初めて取材して、
改めてその意義を実感することができました。
セッピョル学園での出会いは子どもたちにとって、
時に人生を変えるほどの出来事になる可能性を秘めているな、と思いました。
中級部のとある生徒たちが、こんな会話をしていました。
「俺はもう高校は朝高に行くって決めてるよ。お前は?」
「俺はわかんない。日本学校行くかも」
「へぇ~、そうか。でもさ、俺らこのメンバーで朝高一緒になったら楽しいんじゃない??」
「う~ん、まぁね。まだわかんない。もしかしたら朝高行くかもしんないし!」
セッピョル学園で育まれた友情が、子どもたちの将来の糧になってくれればいいですね!
(里)
ピカピカ輝いていますね!
大人も子供も笑顔が素敵です。ピカピカ輝いてますね。どんなに楽しかったでしょう.青商会の皆さん、朝大生の皆さん、参加者の保護者の皆さん。いつも子供達がこんなに輝いていたらどんなにいいでしょう。特に今年の第3回セッピョル学園には、はるばる<モンダンヨンピル〉のスタッフの皆さん17名が参加されることにより喜びは倍になりましたね。心から嬉しく思います。皆さん。コマッスムニダ。元気を頂きました。子供達の心にいつもセッピョルが輝きますように!
意義深い一日でした。
ブログの一部をブログ「朝鮮学校のある風景」に紹介させていただきました。
ウリハッキョを記録する会 金日宇
Unknown
厳しい現実の中でも、諦めずに皆の力を合わせれば、1が10、10が100になる方程式は真実であると、この記事を読んで思いました。
これからも、記事の更新、楽しみにお待ちいたします。
オンニョさまへ。
すみません、モンダンヨンピルのみなさんは12~13人ほどでした。聞き間違えたみたいです。
運動会には総勢950人もの人が参加し、とても活気にあふれていました。
東北・北関東でこれだけの人が集まった行事は近年まれだったと思います。
金日宇さまへ。
あの日はお疲れ様でした。
ブログに紹介してくださりコマッスムニダ!
うしお君さまへ。
ステキな感想を寄せてくださりありがとうございます。
これからもイオのブログをお楽しみいただけたらと思います。
明星の如く
샛별처럼 빛나거라
허 옥 녀
밤하늘에 반짝,샛별이 반짝
그 누가 지었을가 이름도 좋구나
<샛별학원> 희망의 별이여
동북지방의 여섯개 우리 학교
이바라기,도치기,후쿠시마
도호쿠,니이가타,군마 우리 학교
200여명 우리 학생들 한자리에서
공동수업,리과실험,운동모임에
노래자랑,학교자랑 농악춤도 좋아라
교실도 랑하도 반들반들 윤이 나
동포들과 청상회분들 흘린 땀방울이
온세계에 알려졌다오 동화를 통하여
신보를 통해 부로그를 통해
가슴가득 전해지는 아이들의 기쁨
혼자가 아니라고 활짝 피여난 웃음꽃
대진재의 아픔을 함께 이겨내자고
바다건너 찾아와준 고마운 살붙이들
<몽당연필> 17명 대표들도
어깨겯고 노래하며 눈시울 적시누나
통일의 광장이 어찌 따로 있으랴
내 마음도 함께 노래판에 끼여들어
<아이들아 이것이 우리 학교다>
목청껏 부르며 실컷 눈물 흘렸다오
아,언제나 이렇게 흥성이였으면
그 누구나 바라는 오직 한마음
아이들의 가슴에 샛별이 가득차기를!
아이들의 희망이 샛별처럼 빛나기를!