17年ぶりのウリハッキョ⑩学芸会がありました
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2月のはじめ、初めての学芸会があり、行ってきました。
1年生が披露した演目の目玉は、大工道具に扮する演劇。
カナヅチ、カンナ、ノコギリなどが、最初は自分の能力を主張して、各々の力をなかなか合わせられないのですが、一人の力ではイスや机は作れない! そこで考えを改め、仲直りをして仕事に取り掛かる、といったストーリーです。5人ともに、セリフもバッチリ覚えていて、見ている側がハラハラすることもありませんでした。
他にもいくつかの演目を披露してくれたのですが、私は素朴な童謡メドレーが気に入りました。日本には、「はないちもんめ」「おしくらまんじゅう」などのわらべ歌がありますね。学芸会では、初級部1,2,3年生たちが全員で、「꽃찾기」「어디만큼 왔니」などの朝鮮の童謡を披露してくれました。
絵描きうたも「ドラえもん」くらいしか知らなかったのに、とりの絵を描く朝鮮の歌を覚えていました。たった、それだけのことかも知れませんが、数多ある日本の歌の中に、自分のルーツにつながる歌が加わることは、初めて朝鮮語で名前を書くのを見たときのような、静かな感動がありました。朝鮮のわらべうたを習える場は日本では限られているので…。例えば「꽃찾기」の歌詞はこのようなものです。
우리 집에 왜 왔니
꽃 찾으러 왔단다
무슨 꽃을 찾겠니
복순이 꽃을 찾겠다
学芸会の後、ハッキョに寄ったおりに教室をのぞいてみると、朝鮮語で書かれた感想文と画用紙一杯に描いた絵が飾られていました。
これからの長い人生、人前で自分の気持ちを表現する機会はどんどん増えていくでしょうが、学芸会での様子は、その「一歩」を見せてくれたように思います。
それにしても子どもの成長の早さにはついていけません。最近は、「オンマは、こんなことも知らないの!」とバカにされることもしばし。ウリマルに限らず、動物のことから、(K)さんが書いていたなぞなぞなど、7歳の知識欲と摂取力はスポンジのようです。まずは子どもの図鑑でこっそりコソベンするとします。(瑛)
オモニの視点でした。
学芸会はいつ見ても、ハラハラドキドキです。身内が出なくてもです。東京チェーサムは早々と、2月5日に終わりました。
明日は、3年生社会見学・牛乳工場に行ってきます。
ウリハッキョを記録する会