言葉を学ぶ
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4月に入って暖かくなり、過ごしやすい日が増えてきました。「爆弾低気圧」で大荒れの天気の日もありましたが、冬に終わりを告げて春がやってきました。
「イオ」編集部の月初めは、というと、毎度のごとく校了日に向けて編集作業の最後の追い込みに入っています。
本誌ウェブサイトでも告知されていますが、来月号の特集は「朝鮮語を学ぶ」。日本でも近年、朝鮮語・韓国語に対する認知度が高まっています。本来、朝鮮語という「母語」を奪われた在日朝鮮人にとって、「ウリマル」(私たちの言葉)を学ぶ営みは外国語学習ではありません。日本の人びとにとっては、朝鮮語という外国語を学ぶことで広がる新しい世界があるのではないでしょうか。本特集では、朝鮮語学習におけるこのような意義を踏まえて、朝鮮語学習のための実践法を紹介する予定です。
この間、語学学校の現役講師の方々と会い、教材・教室選びから始まって勉強法まで朝鮮語学習のノウハウについて取材したのですが、非常に勉強になりました。朝鮮語に限らず、言葉を学ぶ楽しさ、語学学習の奥の深さといったものを教えられたような気がします。
詳しくは、今月下旬に発行される「イオ」5月号をご覧になってください、としか今の時点では言えませんが…
思えば、朝鮮学校に入り、初級部から大学まで16年間民族教育を受けてきたのですが、自分がどのように母国語を学び、いつ頃から使えるようになったのか、うまく思い出すことができません。「いつの間にか使えるようになっていた」というのが正直な感覚です。
今回、さまざまな朝鮮語学習教材に目を通してみると、自分が感覚で覚えていたようなことがしっかりと学問的な根拠に基づいて説明してあったので、「なるほど、これはこういうことだったのか!」と膝を打つこともしばしば。それと同時に、自分の「ウリマル」がかなり怪しいということも思い知らされました。
今回の取材の過程で教材をいくつかいただいたので、この機会に朝鮮語を学びなおしてみようかと思っています。そして、英語も。大学の外国語学部で英語を専攻し、卒業後は英字新聞の編集部に配属された私。一時期は、朝鮮語、日本語、英語の3つの言語を使えるtrilingualであるとまがりなりにも言える水準にはあったのですが、今では恥ずかしくてとてもそんなことは言えません。
いま読んでいる小説の中にこんな言葉が出てきます。「言語をもうひとつ持つことは、魂をもうひとつ持つことである」。今まで知らなかった世界に触れ、自らの思考と見識が広がる―。これこそ言葉を学ぶ醍醐味だと思います。(相)
Unknown
ウリマル(朝鮮語)を
>「いつの間にか使えるようになっていた」
なんて羨ましい言葉でしょう^^
私は未だに、つたないウリマルに四苦八苦してます(笑)
子供がウリハッキョ入学するとき、「土曜日だけでも、私もハッキョ行って一緒に勉強できないかしら?」と言ったら、旦那「恥ずかしいからやめてくれ!」と必死に止められました。
これという勉強もしていませんが、なるべくウリマル使うように心がけてます。
『イオ』来月号が楽しみです^^
Unknown
ぱっちんさん、コメントありがとうございます。「いつの間にか使えるようになっていた」といっても、たいしたことないレベルですが(汗)。講師の先生いわく、ちょっとずつでもいいから継続してやることが力になるそうです。来月号、楽しみにお待ちください。
言葉は、難しいけど楽しい!
僕は、現在趣味(といっても、将来仕事で役立てたい)英語や朝鮮語以外に、フランス語やギリシャ語をすこ~しずつやってます。途中、何度も中断しながらも、なんとか持ちこたえてます(笑)一番理解できるのは、朝鮮語で、次に英語でしょうか。。。フランス語やギリシャ語なんて、あまり理解できません。ただ、その分、意味が理解できた時、超嬉しい!最近はでは、朝鮮の歌のアー クロン サラム ナヌン モンニジョというフレーズの意味が理解できました!(ああ そんなお方、私は忘れられない、、、でいいんですよね?、、、間違ってたらごめんなさい)兎に角、これからも頑張ります!