6月号を脱稿しました。
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皆さん、おはようございます。現在5時30分、ブログの更新時間の9時まであと数時間です。当ブログ、日刊イオは毎日9時ちょうどに更新する決まりなので、基本的には前日に書いておくのですが、書けなかった/書かなかった場合はこんなふうに早朝に書くはめになります(自業自得)。今日も、「ブログ書かなきゃ・・・」という意識(強迫観念!?)が、目覚まし時計よりも先に私を起こしてくれました(笑)。
さて、月刊イオ6月号も無事校了を終えて、製本を待つばかり。ウェブマガジンで告知している通り、今月号の特集は「ハッキョの裏方さん」。私は愛知の学校をいくつか回って取材をしてきました。
愛知には県内3校と四日市でコンピュータの授業を受け持っている日本人の講師がいて、その方への取材が特に印象深かったです。
授業を取材しながら、小学校からコンピュータの専門講師に習えるなんて、うらやましいなぁと思っていました。児童たちは小学校5、6年生にもなればブラインドタッチもお手の物。卒業時には、全員が卒業制作として簡単なウェブページまでつくるというのだから驚きでした。
コンピュータの技術的な指導もそうですが、それ以上に教養の面での指導が素晴らしかったです。高い教授能力に、こんな授業の仕方もあるんだなと感心しました。お話を聞くと、学校の理念やカリキュラムに沿って実生活に役立つように授業を考えるそうです。朝鮮学校で教える以上、朝鮮人としての成長の助けになる授業を、という信条が、本当にありがたいなと思いました。
授業以外にも運動会や学芸会など、学校行事には必ず顔を出すそう。4校で教えているので「全部行きたいけど、体は一つしかないから…」と、平等になるように4校を順繰り回っているそうです。その方の、ウリハッキョに対する思いがとてもうれしくて、ついあれこれ聞いて、2人で盛り上がって、とても楽しい取材の時間でした。最後は「今度名古屋に来るときは、一杯飲みましょう」と言ってくださって、「きっと」と約束しました。またお会いして、いろんなお話を聞きたいと思います。
6月号では関東、関西、中部地方のウリハッキョの裏方さんを20人近く紹介していますが、今回足を伸ばせなかった地域も含めて、日本全国にはウリハッキョのために情熱を持って取り組む方々がまだまだいっぱいいます。その思いを一つに集めたら、なんと心強いことでしょう。それはウリハッキョに吹く向かい風を跳ね除けるパワーとなり、同胞社会に強い追い風を吹かせてくれると思います。そしてその追い風をイオがみなさまのもとへと運んでいけるよう、誌面づくりに励んでいきたいです。(淑)