朝鮮のニュースが気になる
広告
朝鮮から帰ってきて約1ヵ月が過ぎていった。
日本では花粉?のせいか、常に頭がずん、と重くて困っている。
3ヵ月という短くない時間を過ごしたせいか、日本に来てからもあっちのことが気になってしょうがない。
気になったニュースがあれば、記事だけでなく、配信されている動画も探して見ている。
先週、金正恩第1委員長が万寿台地区の倉田(チャンジョン)通りに新しく建設された倉田小学校の現地指導にあたったと報道された。
倉田小学校には3月末にとある取材にうかがったばかり。
当時はまだ校舎を建て替えてる最中だったので、大同江沿いにある金成柱小学校の校舎の一部を借りて授業が行われていた。
「ようやく『かり住まい』が終わったのか」と思いながら「新校舎はどんなだ??」と少しわくわくしながら「労働新聞」のホームページを開いてみると、新しく建てられた倉田小学校の写真の中に見覚えある顔を見つけた。
取材時にお世話になった、倉田小学校の校長、キム・スボクさん(75歳)だった。
少し前に会った人が、第1委員長を迎えて「時の人」になっていることに少し感動した私は、すぐさま動画をチェックした。
予想通り、第1委員長に腕をずっと組みっぱなしで嬉しそうにしている校長の姿が終始映し出されていた。
校長は、驚くべきことにとても「若返って」いた。
取材当時は校内の階段を、若手教員の手を借りながらやっとのように上り下りしていたが、動画の中の彼女は第1委員長にいろいろと話をしながら、階段という階段をすべてスタスタと越えていたのだった。
上手く言えないが、言葉よりも、人の表情や行動から察することのできる事実は沢山ある。
キム校長のその姿に、私もなんだかうれしくなった。
定年はとうに越えているキム校長だが、これからますます教育に熱が入るのではないか。
倉田小学校の他にも、歴史的建造物の実寸大&ミニチュア模型がたくさん展示される平壌民俗公園や、万寿台地区から玉流橋を渡ったところに出来る柳京院(大衆浴場、ちょっと前までは蒼光院式の大衆浴場と呼ばれていた)と野外スケート場、綾羅道にできる遊園地など、竣工の知らせが楽しみな建設対象がたくさんだ。
今後もチェックし続けます!(里)