あさって8日は、第9回中央オモニ大会
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あさって8日(土曜日)、東京朝鮮中高級学校では第9回中央オモニ大会(主催=同実行委員会)が開かれます。1962年に新潟からはじまったオモニ大会は、異国・日本で子育てに励むオンマたちが一堂に会するイベント。今年は地域のオモニ代表からなる実行委員会が主催し、分科会も7つ設けられます。
各分科会は、各地のハッキョオモニ会や、子育てサークルの経験交流やワークショップ、思春期の悩みに対応した同胞養護教諭による相談室、日本の子育て専門家による「子どもの自立」をテーマにした講演、大阪のタルオルムの演劇など、多様な子育てニーズを汲んだ企画になっています。
子育てとは、「終わりのない旅」のようなものですが、同じ境遇のオモニたちと出会い、語らう場がもっともっとあればいいな、と思います。今から地方から上京する友人に会うのが楽しみです。皆さん、奮ってご参加ください。
なお、各分科会には定員がありますので、参加希望の方は各地の女性同盟本部、支部まで。お早めに問い合わせください。パラムのブログにも、オモニ大会の情報が載っています。http://blogs.yahoo.co.jp/tokyoparam/folder/1035701.html(瑛)
第1部(11:00~12:20)全大会:映像と提言「子どもたちは私たちの希望と未来」
朝鮮高校の卒業生で初めて弁護士となった金舜植さんと、サッカー・朝鮮民主主義人民共和国代表の金鍾成さん(朝鮮大学校サッカー部監督)が登場します。
第2部(13:00~15:00) 分科会
★分科会①集まれ!オモニ会 ミニシンポジウム
各地で活動する朝鮮学校のオモニ会が一堂に集い、困難で複雑な環境にあっても子どもたちの明るい未来のために今何をすべきか、何ができるのかを共に考える。各学校の活動紹介。明玉弁護士による講演と質疑応答、提言
★分科会②オンマとオリニのマダン 우리우리 함께 합따꿍
私たちのトンネには多才なオンマたちがたくさん!
温かいソンマッ(손맛)と本格的な子育て体験を楽しみましょう。ユニークな活動で知られる、千葉の子育てサークル「ヒャンア」の活動が再現されます。
13:00~20 子育てにおいての一番の悩み、「食育!」。美味しく健康的なウリパンチャンを子どもたちに楽しく食べさせてみましょう。
13:25~13:55 オンマたちのピラティス教室
14:05~14:30 オンマと一緒に①ベビー&キッズマッサージ
14:30~14:35 オンマと一緒に②ウリマル遊び・楽しくウリマルにふれてみましょう。
14:35~14:50 巨大布絵本の読み聞かせ~絵本「おかえりなさい スポッティ」を題材にしたオリジナルの手作り大型布絵本が登場!
★分科会③講演とディスカッション「子どもの自立と親の役割)
子育ての最大のテーマは、子どもの「自立」だと言われています。親であれば子どもの自立を願わない人はいないでしょう。自立とは何か、そして本当に自立するためには何が必要なのか、一緒に考えてみませんか?
講師は、山崎雅保さん(心理カウンセリング「ハートピット」所長)
【キーワード】自立ってなんですか? 自立へのみちのり:愛着、信頼、依存と自立、土台、心の根っこ、子どもの自立と親の心得
★分科会④オモニ相談室・思春期の子どもたちの体と心
日々ウリハッキョの保健室で、たくさんの子どもたちと接している徐千夏先生は語ります。
「不登校、拒食症、適応障がいなど、心の病を抱える子どもたちはウリハッキョにも少なくありません。…時間をとってゆっくり子どもたちの声に耳を傾けると、必ずと言っていいほど、家庭に何か不満があったり、家族との関係に何か問題があったり…。保護者の方も子どもに接する態度を、日々変化させていく必要があるのです…」
まずはご家庭での親子の交流パターンを探ってみませんか? 自分はどのような母親パターンなのでしょうか? 一緒に振り返り、成功パターンを考えてみましょう!
北海道から九州のオモニたち400人から協力を得たアンケートをもとにお話します。
★分科会⑤東京朝高を誇ります!
人気ブログ「かっちんの青商会物語」の筆者・康勝恩さんが3児の子育てに励むアッパとして登場! 自身の朝高生活を振り返りつつ、いまや愛息が通う朝鮮高校について、語ってくれます。
★分科会⑥マダン劇「4・24の風」
近畿地方を中心に各地で活躍する劇団「タルオルム」による特別公演! 1948年を生きた在日1世。差別や貧困の中でも底抜けに明るくひたむきに生きる姿をマダン劇の手法で描きます。70分。
※演劇は朝鮮語で行われますが、朝鮮語がわからない方でも充分に感じ取ることができる作品構成になっています。
★分科会⑦映像室
―映像①性感染症(STD)予防啓発DVD(13:00~)
~現在の日本社会で10~20代の実態に沿って、心と身体を蝕む恐ろしい感染症についてドラマと専門家の解説を交えながら描いた作品。製作者は当事者世代に留まらず、PTAをはじめ、幅広い対象者への啓発を目指してこの作品を作った。
―映像②ドキュメンタリー「ウリ・チェサミ」(14:05~)
同志社大学社会学部・板垣ゼミに学ぶ日本の大学生が、京都朝鮮第3初級学校を取材したドキュメンタリー。朝鮮学校の存在について知らない人が見ても、朝鮮学校がどんな所かをいたってシンプルに、客観的に知ることができる作品。
第3部 各分科報告、東京朝鮮中高級学校生徒たちによる公演(15:00~16:00)