今年最後の更新…
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今年最後のブログ更新。何を書こうか。1年間の自分の仕事を振り返ろうと思っていましたが、今週に入って他の編集部員たちも同じような文章を書いているので、やめようか。う~ん…。
今年の自分の仕事を振り返ってみるといろいろありました。
1月には東日本大震災から1年を迎えようとする東北の被災地(宮城、岩手、福島)の各地を訪ね歩きました。その後、5月から8月にかけては朝鮮民主主義人民共和国を訪れました。
ほかにも、日本国内で訪れた場所は数多く。数えてみると、今年仕事で訪れたのは東は岩手から西は福岡まで全20都道府県。ただ、3ヵ月の朝鮮訪問が間に入ったので、昨年と比べると少ないはずです。
行く先々で自分の考えを裏切る現実に多く出会いました。いい意味でも悪い意味でも。
自らが想像していた姿、書こうとした内容と矛盾するような事実に出会った時、自分はどうしたのか。見たくない現実から目を背けたのか、それを掘り下げ文章に反映させたのか…。
ジャーナリストの故斉藤茂男さんが言っていたように、取材とは「事実を発見することによって一種の自己変革を起こさせる性質のもの」であり、「記者は事実によって鍛えられるしかない」のでしょう。
自分の仕事ぶりを思い返すと反省の言葉しか出てこないのですが、取材に協力していただいた方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
私たちを取り巻く環境はさらに厳しさを増すでしょうが、決してくじけず希望を失わず、自分がやるべきことをやっていきたいと思います。来年も月刊「イオ」を、そしてブログ日刊「イオ」をよろしくお願いいたします。(相)