大阪府代表の大阪朝高ラグビー部、コザ高校との初戦を圧勝
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30日の今日、花園近鉄ラグビー場で大阪第2地区代表である大阪朝鮮高級学校ラグビー部の全国高校ラグビー大会初戦(朝高はBシードのため2回戦から出場)が行われました。対戦相手はコザ高校(沖縄代表)。
コザ高校のことを事前に大阪朝高の呉英吉監督に聞くと、「非常に強いチーム。フォワード、バックス共によく走る。これまでの沖縄代表で最強ではないか」と語っていました。
接戦になるかと思っていたのですが、結果から書くと45対3と圧勝でした。朝からの雨は試合開始と共に強くなり、雨中の対戦となりましたが、雨は朝高にとって有利に働いたようです。
強力フォワードが自慢の今年の大阪朝高。雨の中、フォワードがボールをキープして確実に前進していきます。試合開始早々の2分、趙隆泰選手(8番、3年)がトライを決め先制点を奪ったのがまた大きく、終始朝高ペースで試合が進みました。フォワードがモールを作り、そのまま相手ゴールになだれ込んでのトライが何度もあって(写真は前半18分のトライのシーン)、「力でねじ伏せた」という感じでした。
この試合、府予選の決勝と違って、10番のスタンドオフには2年生の金典弘選手が起用されました。彼のキックが陣地を大きく前進させる非常に大きな武器となっていました。
また、相手をノートライに抑えたディフェンスも光っていました。点差が開いたことで、相手の攻撃が単調になり、ディフェンスがやりやすかったということもあったと、呉監督は振り返っていました。
雨の中、大阪朝高生徒をはじめ同胞たちがたくさん会場に詰め掛けて応援していたのも印象的です。
呉監督もキャプテンの金大地選手も、「プラン通りの試合ができた。練習通りのプレーができた」と満足の様子でした。朝高は昨年はまさかの初戦敗退で、約2年ぶりの勝利。呉監督はほっとした様子でした。
大阪朝高は大阪府の代表として戦っています。『高校無償化」から除外され、大阪府・市の補助金をストップさせられているけれども、戦っている生徒たちは大阪府の代表です。金大地主将は、「優勝して、われわれの存在を示したい」と語っていました。どんどん勝ち進んでほしいものです。
今年の日刊イオは、これで本当に最後です。1年間ご愛読ありがとうございました。1月1日にまた大阪朝高の試合の結果について、ここで報告いたします。(k)
Unknown
今年もラグビー全国大会の実況有難うございます。Kさんのいない花園には元旦が来ないようです。来年度もよろしくお願いいたします。
オンニョ先生へ
旧年は日刊イオをご愛読くださり、コメントをたくさん送っていただき本当にありがとうございました。今年の年末も花園でお会いできればいいですね。今年もよろしくお願いいたします。