朝大生たちの文科省前抗議行動
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日本軍「慰安婦」制度の被害者たちと支援者たちがソウルの日本大使館前で行っている抗議活動は毎週水曜日。今日も行われることでしょう。大阪でも定例で行われていて、今日3日は特別に、「日本軍「慰安婦」問題の解決を求める水曜デモ 維新(ハシモト)も 自民(アベ)も もういらん! 水曜デモに行こう!」として大きく催されるようです。詳しくは日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワークのHPを参照ください。(http://www.ianfu-kansai-net.org/)
毎週火曜日には大阪府庁前で、「高校無償化」制度への朝鮮学校の適用、補助金再開を実現するために「火曜日行動」が行われています。これは、「朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪」が呼びかけたもので、水曜デモと同じように継続的でより目に見える行動を起こそう、府庁の職員たちに直接呼びかけようと提起されました。昨年4月から続けられています。昨日の7月2日で60回目になるそうです。
そして今日の本題の金曜日。
現在、毎週金曜日に東京・虎ノ門の文部科学省前で、朝鮮大学校の学生たちが「高校無償化」制度の朝鮮学校への即時適用を求めて抗議行動を行っています。朝大生は、ほとんどが朝鮮高校卒業生です。3年生までは自分たちが高校時代に「高校無償化」の問題が起こり、高校時代から活動を続けてきました。解決しようとするどころか省令まで改悪して朝鮮学校を排除しようとする日本政府の態度に、朝大生たちが「後輩たちの苦しむ姿をこれ以上だまって見ているわけにはいかない」と、進んで企画し実行に移したのが、金曜日の文科省前行動でした。
私も先週金曜日に文科省前に行ってきました。この日は、学生40人ほどと朝鮮学校に子どもを送るオモニたちや日本人ら十数人が集まり、横断幕を持ちハンドマイクで朝鮮学校排除の不当性を訴えていました。オモニたちは21日から合流したそうです。21日は最大の180人ほどが雨の中集まり、学生代表が文科省の役人と直接面会して下村博文文部科学大臣あての要請文を提出しています。
学生たちがマイクをもって訴える言葉に耳を傾けていると、その内容が非常に本質をついたというか、ある意味「先鋭化」していることに感心しました。
差別は許されない、国際法に照らし合わせて朝鮮学校排除は間違っているなどと訴えながら、次のような内容を強調していました。
・日本は、朝鮮解放後から一貫して在日朝鮮人の民族教育を弾圧してきた。
・在日朝鮮人と朝鮮学校は、日本にとって過去の侵略と植民地支配を忘れ去るために非常に邪魔な存在である。
・朝鮮学校を弾圧し潰すことにより、在日朝鮮人の存在も抹殺しようとしている。
・1世たちが建て守ってきた朝鮮学校を排除することは、在日朝鮮人の歴史そのものを冒涜することであり、現在通っているわれわれをも冒涜するもので、絶対に許されない。
・適用を勝ち取るまで絶対にあきらめることなく最後まで闘う。
朝大生たちの文科省前での抗議活動は、夏休み前は7月12日まで行われます。12日は大規模なものを予定しているとうことなので、私もよほどのことがない限り参加したいと思います。
6月30日の新大久保のヘイトデモに対するカウンター行動に、千人単位の人間が集まったそうです。非常に頼もしい限りです。差別・弾圧の本家本元、朝鮮学校を「高校無償化」から除外するというあこぎなことをしている日本政府への抗議行動にも多くの日本人に参加してもらいたいと思います。4時からの予定です。
それにしても、日本政府が過去を反省せず朝鮮人に対する弾圧を続けるなら、火、水、金だけでなく、日曜日から月曜日まで何らかの抗議行動ですべて埋まってしまうということになるかもしれません。(k)
「月間イオ」5月号を読んで
図書館より「月間イオ」5月号を借りて読みました。この中で大倉一郎先生が書いていますが、「李仁夏牧師が川崎市との交渉の中でこう言ったそうです。川崎市の行政の方々は、朝鮮人の子どもの教育は、恩恵だとお考えですか。権利とお考えですか。その時、行政の方たちは沈黙せざるをえなかったといいます」。本当にそうです。
尚、ネットの掲示板には、在特会かネット右翼か分かりませんが、在日コリアンの人達に対し、もの凄く酷い事を言う書き込みがありますが、こういう輩に対する対処の仕方は「徹底的に無視する」。又、街宣右翼や在特会のデモなどに対しても、「徹底的に無視する」。
マスコミも世論も、そして、ほとんどの一般の日本人は、街宣右翼、在特会、国士舘学生に対しては、暴力団としか見ていませんし、批判の声をあげています。
暴力団どもは、いずれ刑務所へ行って、そこで獄死です。在日コリアンの皆様。そういう奴等は、ほっておきましょう。そして、大多数の善良な日本人と接触して、皆で共生しましょう。
これからも、図書館で「月間イオ」誌を借りて、読むつもりです。