暑中お見舞いいつ出すの?
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連日猛暑日が続いておりますが、みなさん体調など崩されていませんか?
今週のイオブログでは2人もこの暑さについて取り上げるほど、みんな夏本番を前にすでにまいっているようです。
私はというと、真冬生まれだからか元来夏は苦手でとにかく食欲が喪失します。対策として真夏がくる前に栄養を蓄えておくようにします。いつもよりたくさん食べるようにするくらいですが。つい昨日は、友人の「夏なんてビールが美味しいこと以外何もいいことない」なんていう言葉に大いにうなずきました。あ、それからかき氷も。
ビールとかき氷以外に、なかなか夏のいいところを探せない私ですが、暑中お見舞いを送るのは好きです。
季節の挨拶状としては年賀状はお馴染みですし、寒中見舞いは喪中や年賀状を出すのが遅れたときなど、儀礼的に活用されています。暑中お見舞いは出さなければいけないという決まりはないし、内容も形式にとらわれないで自由に書けるから魅力的です。それから出す人が少ないだけに、思いがけない便りは相手にも喜んでもらえますし、送り手の「送りたい」という気持ちも伝わる。人とのつながりを大事にする上でも良いコミュニケーションツールだと思います。
ですが毎年、暑中お見舞いを送ろう!と思い立ったときには時すでに遅しで、結果残暑お見舞いになってしまう、というのが常です。年賀状はゆく年くる年の一大イベントの風物詩なので、忘れる、なんてことはありませんが、みなさんも暑中お見舞いはうっかりしがちじゃありませんか?
そもそも、いつから暑中お見舞いで、いつを境に残暑お見舞いにシフトするのか? 今年は逃すまいと出状の時期をチェックしました。
まず「暑中」とは、「小暑」 (7月7日ごろ~大暑までのおよそ15日間)と「大暑」 (7月23日ごろ~立秋までのおよそ15日間)をさしていて、この小暑と大暑を合わせた約30日間を「暑中」といいます。「暑中見舞い」は「暑中」の期間に出し、立秋を過ぎると、「残暑見舞い」になるわけです。
したがって、暦の上では今年は7月7日ごろから8月7日ごろまでが暑中ですが、梅雨の最中はさすがに的外れなので、「暑中見舞い」は梅雨明け後から立秋までに出し、立秋を過ぎたら「残暑見舞い」にして、8月末までに届くようにします。
つまり、
「暑中お見舞いいつ出すの?」
「今でしょ!」
ということです。まさに。
さっそく恩師や旧友、取材でお世話になった方に送るため、うだるような暑さを幾ばくか吹き飛ばしてくれるような爽やかな絵葉書でも探そうと思います。(淑)