血は争えない
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みなさん、三連休いかがお過ごしでしたか?
私はいまある俳優にハマっているので、彼の出演作品を片っ端から見るためひたすらDVD鑑賞をしていました。
一度何かにハマると、周りが見えなくなるほどのめり込むタチなのです。(というか、お気に入りのものは集めたくなるのがオタクの性…!)
この収集癖は父親譲りと言ってもいいです。アボジも何かにハマると、ひたすらそのジャンルを追い続ける性格なのです。
私が物心ついた時には、アボジは常にカメラをぶら下げ、なんでもない家族の日常をよく撮っていました。私が高校生の頃はジャズ、大学生になると落語にハマり、そして社会人になったいまは、韓ドラにハマっています。たまの休みに実家に帰ると、たんまり録画したドラマを一緒に見ては、「これはどういう話なん?」「この人たちはどういう関係なん?」と横でわーわーうるさい質問をする私に、丁寧に登場人物の相関図を説明してくれます。それがわかりやすくて何とも面白いのです。
アボジの趣味に対する執着心には感心してしまいます。(この収集癖を見事に受け継いだのが私です。笑)
そのことがヒシヒシと感じられたのが私が中学生の頃。
当時、漫画「ワンピース」がアニメ化され人気に拍車がかかっていたころ、その熱に押されて趣味でワンピースのキャラを描いては友達にあげるという日々を過ごしていました。描けば描くほど、リクエストがかかり、友達の喜ぶ顔が見たくて、家でもひたすら絵を描き続けていました。
そんな私を見たオモニが「アボジも昔、あんたと同じことしてたわ。星飛雄馬とかニャロメとか描いて友達にあげてたらしいよ。今も大事に取ってあるねんで」と言うものだから興奮気味に「見たい!」と言うと、寝室のタンスから数枚の紙を出してくれました。
古くなって黄ばんだ紙に、Gペンで描かれた星飛雄馬とニャロメを見た時は、ものすごく感動したのを覚えています。
これをアボジが描いたの…!?
ちょうどその場にアボジが来て、「これほんまにアボジが描いたん?すごいな!」と駆け寄ると「そうや、これ描いたら皆が喜んでくれたんや」と、アボジは懐かしそうに笑っていました。
親子揃って全く同じことをしているのが可笑しくて、でも何だか嬉しくて、やっぱり血は争えんなぁ…!と思ったのでした。
今日もアボジは、気になる韓ドラを片っ端から録画しているのでしょう(という私も右に同じく…)。(麗)
ええ話や~(泣
(麗)さん、スゴハムニダ。
>Gペンで描かれた星飛馬とにゃロメを見た時は
Gペンというところがなんとも本格的な…。それにニャロメはともかく星飛雄馬はなかなか描けませんよ。ひょっとして、お父上は密かにマンガ家を目指されていたのではないでしょうか? ぜひ訊いてみてください。
それにしても、カメラにジャズに落語に…風流人としか言いようがありません。憧れます。
Unknown
オタトンポ様
コメントありがとうございます。
風流人…! 私も多趣味のアボジに憧れます^^
アボジは完全なる趣味で描いていたそうです。
興味があるものには徹底的にこだわる性格なので、本格的にGペンで描いてみようと思ったのではないでしょうか…。
巨人の星はアボジが中学生くらいの時の作品なので、そんなところも似ていて、更に可笑しく思えました。^^