金木犀の香り
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先週の木曜日、久しぶりに朝鮮大学校に行く機会がありました。駅を降りると、一つだったはずの改札が二つになってる…?! ここら辺はもうそんなに変わったのかと一瞬びっくりしましたが、一つ前の駅だと気づいたときにはもう電車の扉は閉まっていました。仕方なく次の電車が来るまでホームで待っていると、今までずっと金木犀の香りがしていたことに気がつきました。
朝大の校門を過ぎ右に進むと、すぐに大きな金木犀の木が目に入ります。入学当時はそれがなんの木か分からず、少し縦長のドームのような形から「ムック(朝の某テレビ番組キャラクター)」と呼んでいました。季節が過ぎ、独特な香りがするオレンジ色の花をまとったムックを見て、初めてそれが金木犀だと分かりました。金木犀の香りを知ったのもそのときです。
秋も深まり、文学歴史学部語文科の創作実習が近づいてきた頃、私はその印象的な金木犀を素材にして詩をつくることにしました。そのことを文学部のOBでもあるアボジに話すと、学生時代に同じモチーフで詩をつくったとのこと。アボジも金木犀の香りがとても好きだったといいます。さすが親子だなぁと感じました。そして肝心の詩…は残念ながら、どこかにいってしまったので今は見ることができません。ざっくりと覚えている内容は、「これからどれだけの時間が経っても、金木犀の香りはきっと今の気持ちを甦らせてくれるだろう」というものです。これから朝大で生活していく希望と決意を込めたことを記憶しています。
匂いは人の記憶をいちばん鮮明に甦らせるといいます。やっと朝大の最寄り駅に降り立った瞬間、ホームはさっきよりも深い香りに包まれていました。匂いや香りの一つひとつに思い出がある中で、金木犀の香りは朝大生のときの新鮮な気持ちと結びついています。香りが少しずつ濃くなっていく朝大への道を歩きながら、本当に色々な思い出がぱっ、ぱっと浮かんできてとても懐かしい気持ちになりました。大学1年生のとき詩に込めた自分の気持ちを、いつまでも覚えていてあげたいなと思います。(理)
お久しぶりです
ソンセンニン、アンニョンハシムミカ。笑
茨城ハッキョの高2・鄭在弘です。
よくFacebookから経由して
在日同胞の目線で、かつ私情も楽しく交えたソンセンニンの文章楽しく読んでいます。
今週の日曜日は茨城ハッキョで創立60周年行事があるのでぜひ取材に来てください。笑
また会いたいです!
在弘!!!!
アンニョン! 久しぶりです。
こうやってコメントをくれて、
またブログを読んでくれていたことも知れて嬉しいです^^
日曜日の取材行きます!
またキャッチボールしよう!