結婚式、今昔
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この前の日曜日に結婚式に参加してきました。結婚したのは以前、月刊イオ編集部に所属し、この日刊イオのブログがスタートした時にもいた(茂)さんです。現在も記者として活躍しています。新婦はまた、祖国と民族、同胞社会のために活躍する芸術家です。
結婚式は、(茂)さんと新婦が居住する地域の同胞たちはじめ多くの同胞が参加し、たいへんな盛り上がりを見せました。新婦が舞台慣れしているためか、堂々としてさわやかで、非常に良かったと思います。幸せな家庭を築いてほしいと願っています。(茂)さんには心からおめでとうと言いたい。
さて、最近始まったことではないですが、今の結婚式は昔とは本当に様変わりしました。ケーキカット、キャンドルサービスは当たり前で、二人の幼い頃からの写真や交際しているときの写真を映像で流すのも当たり前のことになりました。最後には新婦から父母への手紙が朗読されます。
逆に、昔あって今ないのは、新郎新婦の世話をやくテバンという役がいなくなったこと、新郎新婦の歌がなくなったこと。テバンはこの10年ほど見たことがありません。なぜなくなったのでしょうか? 関東以外の地域では残っているのでしょうか? 結婚披露宴とは関係ありませんが、新婚旅行から帰ってきてからの「足たたき」も最近やりませんね。新郎新婦の歌は、父母への手紙に取って代わられた感じです。どんな歌を選ぶのかによって、新郎新婦のいろんな考え方がわかったので好きだったのですが、昨今の日本社会や同胞社会の状況も歌わなくなった理由のひとつなのでしょう。
昔の結婚式は質素だったと思います(日本人に比べるとそうとは言えませんが)。ケーキカットもキャンドルサービスもなかったし、時間も短いと1時間ちょっと、長くても2時間半ほどで終わっていたようです。今は4時間という結婚式も珍しくありません。
さてさて、私個人のことですが、昔の結婚式でも面倒で照れくさくて、やらずにすむのだったらやらないでおきたいと本当に思っていたのに、もし今のような結婚式をやれと言われたらどうしようと、考えただけで気が重くなってしまいます。もし結婚相手が、イベントてんこ盛りの結婚式を望んだら…。今さらこんなことを心配する必要はまったくないのですが、心配してしまう変なクセがあるんですね。
いち参加者として見ている分にはまったく問題なく逆に楽しいので、これから結婚する若い人たちには、自分たちが好きなだけ納得するだけ思う存分、派手で演出の凝った結婚式を挙げてもらいたいと思っています。(k)