年末を迎える前に
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年を重ねるにつれて、時が経つのが早くなっている気がします。子どもの頃も今も変わらず1日は24時間、1年は365日なのに、どんどん短く感じられる年月の長さは、心理学ではこのような法則によって説明されています。
たとえば50歳の人にとって1年の長さは人生の50分の1で、5歳の子どもにとっては5分の1に相当します。よって50歳の人にとっての10年間は、5歳の子どもにとっての1年間ということになります。記憶の蓄積が時を短く感じさせ、その速度はこれから年を重ねる毎に加速していくということですね。
そんなわけで、気づけば2013年も3週間と少し。
日本では歳末お馴染みの「流行語大賞」が発表され、「ヘイト・スピーチ」がベスト10入りしました。昨日深夜の参議院本会議で可決・成立された「特定秘密保護法」も。振り返ってみると、昨年の韓国大統領選挙しかり、ここ数年の師走は良くないことばかり起こっているような気がします。
この、まったくもって不透明な法案の中身もさることながら、法案成立をめぐるここ数日の与党の横暴を見ていると、こんな独善的な官僚の支配のもとで、私たちの住むこの国はどこへ向かっていくのだろうと、ゆく年来る年を前に疲弊してしまいます。今年の世相を表す漢字は「蔑」(ないがしろ)といったところでしょうか。
さて、イオ編集部は新年号制作の大詰めを迎えています。
9月頃から仕込んできた新企画が、記者の手からデザイナーへと渡り、続々と誌面が出来上がっています。新しいイオをより楽しんでいただけるよう、ブログではあえてふせておきます。
イオ2014年版、情報公開まで今しばらくお待ちください!(淑)