終盤に入った東京都知事選を見ながら
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2月に入って厳しい寒さが続く今日この頃。世間の話題といえば、明後日の日曜日(9日)に投開票が行われる東京都知事選挙だろうか。1月23日に告示された後、投票日を直前にひかえて激しい選挙戦が繰り広げられている。
景気に雇用、子育て、福祉、原発などのエネルギー問題、五輪、ヘイトスピーチにいたるまでさまざまな争点が上がっている都知事選。私は東京都民ではなく(職場は都内にあるが)、さらにいえば外国籍で選挙権もないので、SNS上などでも候補者や選挙の趨勢についてあれこれと論評するのはなるべく避け(もちろん関心は高いのだが)、一歩引いた地点からながめている。
日本の首都の長を決める選挙はいち自治体の首長選挙以上の意味合いを持つ。私もいち庶民として、そして外国籍マイノリティの一人として選挙の行方を注視している。誰が当選するのか「神のみぞ知る」だが、誰が新しい知事になろうとも、弱い立場の人々、声を上げにくい立場の人々を切り捨てるような都政だけは敷いてもらいたくないと切に願う。
9日はたぶん一日中、都知事選関連の話題がメディアを占拠するのだろう。この日は校了日を翌日に控えた雑誌編集作業の大詰めの段階なので、自分にとっても別の意味で「アツい一日」になる予感がする。(相)