思わぬプレゼント
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今回もやってきました、締切前の追い込み地獄が。
週明けからイオ編集部内では仕事のやりとり以外、ほとんど会話がありません(私だけかもしれませんが)。「カタカタカタカタ、パーン!」というパソコンのキーボードを叩く音と各方面への催促の電話、「ウィーーン」というプリンタの印刷音、咳払い、ため息など、聞いていて決して心地よくはならないものばかりですね…。
さて、現在編集作業の追い込みの真っ最中の4月号は久しぶりのサッカー特集。Jリーグを中心に、日本の国内外でプレーする在日朝鮮人フットボーラーや監督、コーチら関係者を一挙紹介しようという企画です。北は岩手から南は徳島まで、この間、チームのキャンプ地やホームの練習場まで足を運んで取材しました。
そして一昨日、ピリピリムードが漂う編集部を一人抜け出して、最後の取材地である仙台と盛岡へ(この時期に出張していたら作業工程的には本来アウトなのですが、仕方ない事情です)。仙台ではベガルタ仙台の梁勇基選手を、盛岡ではFCガンジュ岩手の申在範監督を取材しました。
梁選手のインタビューを終え、チームのクラブハウスを後にしようと思った時、思わぬサプライズが。梁選手からスパイクを2足プレゼントいただきました! そのうち1足は梁選手のネームと背番号入りのもの。「雑誌でプレゼントのコーナーなどあれば役立ててください」と梁選手。ありがとうございます。いやぁ、何というか、インタビューでの受け答えやさりげない心遣いなど、さすがJのスター選手、さすが梁勇基と感心しきりでした(決してモノをいただいたからではありません)。
仙台を発った後、「あっ、スパイクにサインもらっておくべきだった!」と後悔。ポカの原因は、少々舞い上がっていたのと、次の仕事のことで頭がいっぱいだったからでしょうか。まあともかく、ハードな日帰り取材旅行で重くなりそうだった盛岡行きの足取りを軽くしてくれた出来事でした。(相)