「60万回のトライ」、噂にたがわず、素晴らしい映画
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先週水曜日、念願だった「60万回のトライ」をやっと観に行きました!
「60万回のトライ」、噂にたがわず、素晴らしい映画でした。
何より、生徒たちの日常の笑顔にほっこり癒されました。
少しネタバレになってしまうのですが、感想を書きたいと思います。
私が一番グッときた場面は「60만동포의 소원!(60万同胞の想い)」と試合前日に生徒がタックルをする場面です。
ラグビーの試合会場に掲げられた横断幕、「이루자! 60만동포의 소원」という文字。
それに応えるかのように、優勝という大きな目標を掲げて走るウリ生徒たち。
彼らのまだ若い両肩に大きく重い願いを託していることに、申し訳なさと、ありがたさと嬉しさ、誇らしさ等、あらゆる感情がない交ぜになって涙がでてしまいました。
と、ともに同胞社会の希望を背負い、ひっしに頑張っているこの子たちのためにも、自分が少しでもできることを精一杯しなければと奮い起たされました。
ただの青春ムービーでは留まらない、自分たちの立場、在日朝鮮人についてもう一度考えさせられ、まだ若い彼らの純粋でとてつもなく大きな力を感じられました。
自分も在日朝鮮人として産まれて良かったと心の底から思うほどに。
まだ私たちのことをよく知らない日本人や、朝鮮学校、同胞社会から遠ざかってしまった同胞たち、そして世界のあらゆる人々にこの映画を見てほしいと思いました。
観ないともったいない!とまで思わせる、そんな素晴らしい映画です。
監督がトークショーでも言っていたのですが、映画も社会を変えられる、そんな力を持っている映画だと思います。
東京では3月28日まで、オーディトリウム渋谷で上映されています。
私が観に行った日は、神奈川朝鮮高校の生徒たちもたくさん訪れていて、座席を満員、補助席もだし、通路に座布団をしいて座る人もいたほど、超満員でした。
早めに会場に行ったので私は座席に座れましたが、時間に余裕をもって行くのをおすすめします。
3月25日までは上映後にゲストを呼んでのトークイベントも開催が予定されていますので、ぜひチェックしてみてください。
http://a-shibuya.jp/archives/9164
名古屋、広島、札幌、大阪、神戸など全国各地でも上映予定ということですので、ぜひコマプレスのHPをチェックしてみてください。
http://www.komapress.net/なんと韓国 第15回全州国際映画祭でもノミネートされ、上映されるそうですよ。
どんな反響があるのか、楽しみですね(#^.^#)(愛)