ケジュボン!
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昨日、下北沢のTOLLYWOODという劇場で、在日1世の証言をまとめたドキュメンタリー映像「ケジュボン!」が上映されました。
主催したのは、在日本朝鮮青年同盟の東京都本部。東京に暮らす同胞青年たちに呼びかけて活動を開始したそうです。企画、脚本、撮影、編集から、宣伝や音楽まで…。全て自分たちの手作りといいます。
タイトルのケジュボンとは、リレーのバトンを指す朝鮮語です。在日朝鮮人1世たちの孫にあたる3、4世が主体となって自分たちのルーツを探り、1世が後代まで伝えたい願いや思いを丁寧にまとめています。
製作委員会の方々のお話、また本編を見て、ケジュボンというキーワードには様々な意味が込められていると感じました。
1世から2世、そして3、4世、5、6世まで…在日朝鮮人の歴史、願いを受け継ぐということ、在日朝鮮人に対する差別や偏見が多い中で、在日朝鮮人という存在について正しく知ってもらい、自分たちと日本の人々を繋ぐということ。また監督は、「生存する1世の証言収集活動を、ぜひ全国でもやってもらいたい」と言っていました。朝青東京から全国の同胞青年たちに向けてのケジュボンでもあったようです。
映像は、とりあえず一日限定上映だったようですが、カンパなどを募り今後さまざまな場面で上映を続けていきたいと言っていました。HP、ブログなどもあります。余談ですが、私もまさかのナレーションで携わらせていただきました。自分の声を会場で聞くのはやっぱり恥ずかしかったです。(理)