鹿児島出張と海釣り
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9月末に11月号の取材のため鹿児島県に行ってきました。
アクシデントあり、いろいろな出会いありの、非常に刺激的で忘れられない出張となりました。
まず、鹿児島県に行くのは今回が初めてでした。鹿児島県に行ったことにより、プライベートも含めて日本の47都道府県すべてに足を踏み入れたこととなります。いろんな地方に出向く職業はいろいろとありますが、記者もそのひとつで、自分にとってひとつの区切りとなりました。
鹿児島空港からバスで鹿児島中央駅まで行ったのですが、まず驚いたのが、桜島の火山灰の多さでした。女性は傘をさしている人が多く、マスクをする人もたくさんいました。目に見えて火山灰が降っているのがわかるほどで、街並み全体が灰のためにぼんやりとしていました。
外に洗濯物を干している家は皆無で、駐車場の車には5ミリほどの火山灰が積もっていました。けっこう過酷な生活条件なのだと改めて思いました。
しかし、鹿児島市内にいたのは2時間ほどで、出張中の多くは北部の出水市にいました。出水市は熊本県と県境にあり、隣は熊本県の水俣市。すごく近くて今回水俣にも行くことができました。
出水駅
ここからが、今日の本題。
出張中の日曜日。出張中は日曜日も取材があることが多いのですが、今回はとある同胞の誘いで海釣りに出かけることになりました。釣りは、中学生の時に友達と琵琶湖に行ったことがあるだけで、海釣りは初めてでした。
朝4時に起きて準備をし、船が停泊している場所へ。全長8メートルほどの船(ボート)が浮かんでいました。6時半ごろ出発。この日参加したのは、鹿児島の同胞(船のオーナー)、熊本の同胞、日本人、私の計4名。日本人のAさんはイオの愛読者で、「マンガ・朝鮮の民話」をいつも楽しみにしていると言っていました。
波も高くないこの日、船は八代海を走り長島との間を通り外海へ。エンジン音を響かせて颯爽と走る船。初体験の海釣りを前に心が弾みます。
走ること約1時間でこしき列島近くの釣り場に到着しました。
しかし、到着して錨を安定させるために船が不規則な動きをした時に、急に気分が悪くなりました。外海の波はけっこう高く、船が泊まってもそれなりに大きな揺れが続いて、とうとう我慢できずに、食べたものを吐いてしまいました。
完全な船酔いで、完全にダウン。救命胴衣を枕に甲板に寝ているしかありませんでした。少し楽になって起き上がると、寝ている時よりも頭の位置が高くなって揺れ幅が大きくなり、また気分が悪くなるという繰り返し。
船のオーナーはそういう私を見て、「一度、船酔いになったら、陸に上がるまで治らない」と冷静な言葉をかけてくれます。
せっかく人生初めての海釣りを楽しみにしていたのに、結局一度も竿を持つことはありませんでした。午前7時半に到着し午後2時半に釣り場を離れるまで、7時間もずっと寝ていたのでした。
前日、「船酔いは大丈夫ですか?」と何度も訊かれたのに、船酔いしてしまったのが情けなく、一緒に行った人たちに迷惑をかけて申し訳ない気持ちでした。朝鮮に行くときに以前は万景峰92号に乗りましたが、結構な荒波でもそんなに気分が悪くならなかったので、自分は船酔いはしないと思い込んでいたのですが、大型船の揺れと小型船の揺れはぜんぜん違って、自分の甘さを思い知らされました。
釣りを楽しむオーナーとAさん
この日、釣れたのは約10匹ほど。私は魚に詳しくないのでわかりませんが、それなりの高級魚も釣れたということです。他の3人は楽しめたようで、よかったです。
その後、「つらかったでしょ。もう二度と釣りは嫌でしょ」と言われることがありましたが、嘘ではなく行ってよかったと思いますし、それなりに楽しかったです。非常に良い思い出になりました。また、誘われたら行くと思います。誘われることはないでしょうが。
ホテルで体重を量ったら1日で3キロほど落ちていました。「船酔いダイエット」、非常に効果がありました。(k)
Unknown
3kgも減量!サッカーの試合で1試合走りまわるのと同じくらい効果がありますね。
Warriorsさまへ
コメント、ありがとうございます。
私も思ったより体重が減っていて驚きました。海釣り、また挑戦したいと思います。