在日2世の記憶 – イオWeb

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在日2世の記憶

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2件のフィードバック

  1. ブラウ より:

    無題
    『在日2世の記憶』、読ませていただきました。このサイトを紹介してくださった(瑛)さんに感謝します。

    この証言集に登場しているのは、在日の中でも大なり小なり「功成り名を遂げた」方々です。正直、「成功物語」としての要素については「へえ」と思うくらいで、さほど興味は引きませんでした。

    私個人として、実は最も重要なことを語っていると思えたのは、9人目の都相太(ト・サンテ)氏の証言ですね。タイトルといくつかの見出しにそれが集約されています。いわく、

    「親父はどうして、あんな生き方しかできなかったのか」
    「貧しさと父への嫌悪」
    「二世の罪を胸に抱いて」…

    梁石日的な「露悪趣味」(ファンの方失礼)にはしること無く、おそらく当時ほとんどの同胞大衆が(組織の別や政見を問わず)共有していたであろう生活実感が、もっとも率直に述べられていたと思います。

    以前、私よりひと回りくらい下の総連コミュニティの若い人に、一世が時に示した「理不尽さ」について語ったら(私は世代的にギリギリかする程度にはそうした生活実感を知っています)、「まったく思いもよらなかった話」だと驚かれたことがあります。
    なにもことさら「歴史の暗部」をほじくりかえせと言いたいワケではありません。ですが、そういう歴史にやたらフタをしたがるのも、一世に対するある種の「冒涜」だと私は思います。

  2. より:

    ブラウ様
    ブラウ様

    コメントを通じて、またお会いできて、嬉しいです(笑)
    私も都さんの文章には、亡き1世のさまざまなことが浮かび、しばし考えにふけてしまいました。

    入社した当時は一世の方も何人いらっしゃいました。
    朝鮮語が母語だった方々です。
    もうあのように怒ってくれる方もいないと思うと、そのフレーズを含めて寂しく思います。

    「理不尽さ」を含めた、「1世がいた時代のまるごと話」を、2世の母と最近よくしています。自分の想像と2世が知る実際を照らし合わせると、その時代が立体的に見えてきて、一世の人間らしさが見えてくる気がします。

    いつもコメントをありがとうございます。

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