最近読んだ小説
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最近、久しぶりに小説を読みました。
独身の頃は通勤時間が長かったせいもあり、同僚が持っている小説を片っ端から借りては読み漁っていました。
個人的にはノンフィクションよりも、ありえない世界観を味わえる小説が好きなこともあり、
多い時には1ヵ月に10冊位は読んでいたと思います。
久しぶりに手にとった小説が
伊坂幸太郎の「夜の国のクーパー」という本です。
2012年に出された小説なので、新作ではないですが、
帯の言葉の「これは猫と戦争、そしてなにより、世界の秘密のおはなし。
不安に覆われた<夜の国>に、救いの光は射し込むか?」
という文句に惹かれて買ってしまいました。
猫が主人公になったり、人間が主人公になったり、ちょっと入り込むのに時間がかかりましたが、なかなかおもしろかったです。
猫が主人公の章の時は、猫のマークが書かれていたり、
そんなちょっとした仕掛けが可愛くて、猫好きにはたまりませんでした。
この本の中の一節に
国王が国をまとめるためのこつとは「外側に危険で恐ろしい敵を用意することだ」とありますが、その1節が朝鮮を敵に仕立てるいまの日本と重なるな~と思って仕方ありませんでした。
とても不思議で、だけどなぜかリアルで、どんどん読み進めたくなる小説でした。
久々に面白い小説に出会えて、読書熱が復活してきました。
色々とまた探して読んでみたいと思います。(愛)