年金情報流出問題とは関係ないこと
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最近で一番話題となったニュースの一つが、日本年金機構がサイバー攻撃を受け約125万件の年金情報が流出した問題だ。この問題が発生し、マイナンバー法案も採決が先送りされたという。「安保法制」の実現を狙う安倍内閣のスケジュールも少し狂ったのであろう。
しかし、時期が少しずれただけ。「便利になる」などと詭弁を使って国が人々を管理し「思想」によって色分けするような社会はすでにできつつあるし、「違憲でない」と口にすれば違憲にならないと思っている、それが通ると考えている政治家や、それを許す社会にすでになっている(自衛隊の存在自体がずっと違憲なのだが)。
年金情報の流出問題を見て、ネットの怖さや人間のやることに間違いは避けられないなど、いろいろと思うことはあるが、またひとつ、この社会が崩壊へと向かっていることを確認して心が重い。最近、地震や火山の噴火が多くて、本当にまた巨大地震が来るのではと、そちらもすごく怖い。こんな状況で今も原発再稼動を進めたり賛成したりする人がいることにも驚く。
仕事というのは集中するときは集中するもので、通常の月刊イオの制作と同時に、イオ編集部が編集発行する本の準備と定期的に関わっている出版物の編集があり、また、事務所の引越しという大きな仕事も目前に迫っていてその準備も進めなければならない。
いろんなことが重なって精神的にうっとうしいときは、こんなことを書いていても気が進まないので、こんなことを書くのはこのへんで終わりたいと思う。
そんなあわただしいなか、昨日の(麗)さんも書いていたが、先週の土曜日に元同僚同士の結婚式があり参加してきた。いま風の式だったが、それなりに節操があり、良い結婚式だった。
ハプニングだったようだが、最後に新郎があいさつした後、歌をうたうことになった。前にも書いたと思うのだが、最近の同胞の結婚式は、新郎が歌をうたわないのでつまらない、と思っていたのでうれしかったのだ。選曲もひじょうに新郎らしかった。
(麗)さんは珍しく「統一列車」の輪に入って一緒に踊ったようだが、私はいつものように輪の中には入らなかった。でも、私も必ず踊りの輪ができる同胞の結婚式が何よりも好きだ。
いろんなことが重なって精神的にうっとうしいときに、一服の清涼剤のような役割を果たしてくれた結婚式だったと思う。
月刊イオ7月号の特集は「朝鮮 花物語」。6年前に朝鮮に行ったときに、いろんなところを回ったが、行く先々で目に留まった咲いている花を撮影した。
最後に、結婚した二人を心から祝福して祖国の花の写真をアップし二人に贈りたいと思う(花には疎いので名前はほとんどわかりません)。(k)