ネット上の個人情報流出には気をつけて
広告
今週から日暮里にある新しい事務所で仕事がスタート。文京区から荒川区へと仕事場が変わり、通勤からはじまってあらゆることが一変した。新たな環境に慣れるまではしばらく時間がかかるのだろう。
話は変わって…数日前に、元ストーカーを自称する人物の投稿がSNSで話題になっていた。
http://togetter.com/li/837039
Twitterのタイムラインで見かける、子どもの写真をよくアップしている人(オンラインでもオフラインでも件の元ストーカー氏と面識はなし)のことをインターネットだけを使ってどれだけ調べられるのかと試してみた結果、本人と子供の本名、住所、電話番号、子どもがやっているスポーツ、通っている学校を特定することに成功したという。
リンク先のtogetterまとめはなかなか衝撃的な内容なのだが、特段目新しいものでもない。ネットに上げたわずかな個人情報から仕事やプライベートすべて丸裸にされた例など、それこそ枚挙に暇がない。つい先日も、ISIS(イスラム国)の戦闘員が自撮り写真をSNSにアップロードしたところ、即座に米国の諜報機関に位置を特定され、司令部ごと爆撃を受けるという笑えない出来事があった。
簡単に身元を確認できるような情報を安易に晒してはいけないというのはネットやSNS利用のイロハだろう。顔写真だけでなく、自宅の近所の写真など自分の生活圏に関する情報に加え、通勤電車や天候、地震の震度なども危ないらしい。写真は思いのほかさまざまな情報を持っているのだ。仕事柄、名前や職場がとうの昔にネット上で公開されていて、SNSも顔出しでやっている人間が言えたことではないが…。
SNSを利用している人なら誰でも多かれ少なかれ個人情報を表に出しているのではないか。Twitterは論外だが、Facebookなら安全というわけでもない。一番いいのは一切の情報発信をしないことだが、それだとSNSをやっている意味がなくなるので、個人情報保護には可能な限り気を配り、注意を怠らないこと。自分の個人情報ならまだしも、自らの不用意な行為で家族や友人にまで不利益を与えてしまっては目も当てられない。(相)