朝鮮料理は血湧き肉躍る…?
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先月、白菜キムチを1kg購入した。
一人暮らしの身としては、キムチは「おかずの友」としてかなり重宝するもの。
いままで何度か、オモニからキムチやおかず類を送ってくれた事があり、その時もかなりお世話になった。
連絡が来る度、食べきれないからそんなにいらないよと伝えるけれど、ダンボールの中にはいつも大量のキムチ類がどっさり。
ぎっしり詰まったそれを見て「これもオモニの愛情だ」なんて言葉が頭をよぎる。
ここ最近ずっと、ご飯を作るのがどうしても面倒で、コンビニで済ませてしまう。
ましてや朝鮮料理なんてあまり作らない。そういう時に朝鮮のおかずがあれば、かなり助かるな~と心の底から思う。
たまに、無性~~~に辛いスープや、甘辛く煮た朝鮮風の煮物などが食べたくなる時がある。
以前デパ地下を通った時、ゴマ油の懐かしくもいい香りが漂ってきた。
誘われるがまま、ふらりと匂いがする方向へ足を進めると、着いた先にはキムパプがあった。
そのお店は、いわゆる王道なキムパプだけではなく、キムチやらプルコギやら何やら色んな種類のものがあった。
違う!そんなんじゃなくて、私はいま王道なやつが食べたいねん…!と思いながらも、一番スタンダードなものを購入した。
(専門家でもなんでもないけれど、食べたら食べたで「デパ地下わかってないな…!」とケチをつける面倒くさい奴です…)
しかし、何で朝鮮料理ってこんなに心が弾むのだろう…。
うまく言えないが、コチュジャンやごま油などの香りを嗅いだだけでも何だか「血湧き肉躍る」という感覚になる。
いつもキムチなどのチョソンパンチャン(朝鮮のおかず)がずらっと食卓に並んでいた我が家。
幼い頃から慣れ親しんできた味と匂いは、大人になった今もこうやって五感をくすぐる。
私のオモニを筆頭に、朝鮮料理を作れる人は本当に尊敬に値するほど。
過去、何度も覚えよう覚えようとしたことはあれど、やっぱりまだ「食べる側」でいたいという気持ちが強い。
と言いつつも、購入した1kgのキムチをどう平らげるか、足りない料理知識をひねり出している。(麗)