祖母を見送りながら02
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以前のブログで祖母が亡くなったということを記したが、
「お葬式」というものに、感じることが多々あったので、それを記したいと思う。
よく、「しなくていけないことがありすぎて、悲しむ時間すらない」とよく聞くが、それは間違いではないということがわかった。
私自身は仕事もあったので、通夜前日の夕方頃に実家へと着いたのだが、帰ると父も母もバタバタ忙しくしていた。
父は担当者との打ち合わせ、母はお通夜にきてくれた方々にだす、
料理の下ごしらえを母のお友達に協力してもらいながら作っていた。
私もきょうだいと協力しながら右往左往。
詳細は語らないが、お通夜やお葬式をあげるのって本当に大変なんだなと肌で感じた。
初めて知ることができた言葉もあった。
地元では、受付に「生活改善」という受付を置かなくてはいけないようで、その受付の準備などでもバタバタしていた。
「生活改善」とは「生活改善方式」といって、地域で行われる冠婚葬祭の負担を軽くしましょうという取り決めだという。
初めて聞いた名だったので、これにもびっくりした。
祖母を送り出しながら、心が揺さぶられるこことも多々あった。
一番胸うたれたのが、花祭壇。
花輪を送ってくれた方々の花を使い、祭壇を装飾することになったのだが、プロの方たちの手で作りあげられた花祭壇が本当に素晴らしかった。
初めて見たときは息をのむほど…。
祖母の親い身内も、「こんなにきれいに飾ってもらってきっと喜んでるだろうよ」と涙ながら話していた。
他、担当者の方や「おくりびと」というお化粧をする方たち含め、
お葬式という場で働く方たちへの誠心誠意の仕事ぶりに接して、リスペクトした。
とにもかくにも、さまざまな方たちのお力添えもあり無事に葬儀を終えられた。
いままで知らずに過ごしていた世界を新たに知った気分だった。と同時に、同胞社会のこういった情報もいつかイオで発信できればと思った次第。(愛)