冬季アジア大会の心温まるエピソード
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2月19日から札幌、帯広の両市で行われていた第8回冬季アジア大会が26日、閉幕した。同大会には朝鮮民主主義人民共和国の選手団も参加。ショートトラックとフィギュアスケートペア競技に7人の選手たちが出場した。
結果は、フィギュア・ペアのリョム・デオク、キム・ジュシク組が合計177.40点の自己ベストをマークし総合3位で銅メダルを獲得した。
この銅メダルで朝鮮は国別メダルランキングの5位に入った。日本、韓国、中国、カザフスタンの4ヵ国がほとんどのメダルをさらっていったが、この4ヵ国の選手以外で唯一メダルを獲得したのが朝鮮のフィギュアスケートペアだった。
現地で取材や観戦することなく、もっぱらインターネット上の各メディアの報道を通じて大会に接したのだが、銅メダルを獲得した朝鮮のフィギュア男女ペアに贈られた客席からの拍手喝采、朝鮮選手団に同行した日本人大学生ボランティアスタッフとの交流エピソードなどスポーツの素晴らしさをあらためて実感した次第だ。
(たとえば、『朝鮮新報』の特設ページhttp://chosonsinbo.com/jp/2017/02/se_sapporo2017/やThe Answerのコラム https://the-ans.jp/column/2848/ など)
競技に懸命に取り組む選手たちと、彼・彼女らの素晴らしいパフォーマンスを称える観客たち。そこに国籍は関係ない。ハートウォーミングなエピソードの数々が一服の清涼剤のように胸にしみた。(相)