街中の犬を眺める
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通勤や退勤途中、道端で散歩をしている飼い犬をよく見かける。
動物全般、中でも犬が一番好きなので、朝や夕方に歩いているのを見ると、ついじーっと目で追ってしまう。
すれ違う時にフワフワの毛が足に当たったり、自分を見上げてきたりすると、思わず顔がほころぶ。
大型犬は特に胸がときめく。
以前、ボルゾイ(ロシア原産の大型犬)を街中で見かけたときは、その美しさと迫力に圧倒された。
(なんでこんな所にボルゾイが…!?)
満員電車に揺られ、げんなりしながら階段をのぼり、
ため息をついた矢先の出来事だったので、鬱々とした気分が一気に晴れたのを覚えている。
あの胸の高鳴りは一生忘れられない。
一所懸命歩いている姿や、飼い主をちらちらと確認し見上げる姿がたまらく愛おしい。
こういう場面を見ると、動物を飼っている家庭がとても羨ましく思う。
見るのと実際に飼い、育てるとでは重みが全く違うが、
幼いころからの憧れでもあり、ゴールデンレトリバーを買うというベタな夢がある。
街中で見かける小さな幸せ、癒しのひとつだ。(麗)