白頭山へ!【平壌発14】
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白頭山(ペットゥサン)に行ってきました!
8月13日から17日にかけて朝鮮で行われた「백두산위인칭송국제축전(白頭山偉人を讃える国際祭典)」の関連行事を取材するためです。
この祭典は金日成主席、金正日総書記の生涯と業績を深く学ぶとともに、支配や侵略のない世界を目指し代を継いで尽力している金正恩委員長をより力強く支持していこうと、世界各国の代表らが連帯して実現させた記念行事です。
このような趣旨の国際祭典が開催されるのは5回目。今回は世界65ヵ国以上の国が準備に携わり、約200人が朝鮮を訪れて祭典に参加しました。
白頭山に来ずして白頭山の偉人たちは語れまい!ということで、参加者たちは意気揚々と白頭山地区を訪れました。
朝鮮では、白頭山を「革命の聖山」としています。日本による植民地時代、金日成将軍の率いる朝鮮人民革命軍がこの一帯を拠点にして祖国解放のために戦ったことからきています。他の国に隷属しては人間らしい生き方ができないと、武器を取り抗った精神は今日まで継承されています。
上で「支配や侵略のない世界」と書きましたが、朝鮮は自分の民族はもちろん、いかなる国も他に干渉されてはならないと訴え、それを示す行動を取り続けてきました。朝鮮ではよく、「온 세계의 자주화(全世界の自主化)」という言葉を使います。
祭典の参加者は、言わば平和を望む人たち。民族の尊厳を守ろうとする朝鮮の指導者に深く賛同して海外からやってきたのです。朝鮮に対するさまざまな悪宣伝が飛び交う中、自らのものさしで見て行動する人がこんなにもたくさんいるということに感動します。
13日は白頭山周辺を回りホテルへ。代表によるあいさつや地区に暮らす学生らによる歓迎公演があったほか、野外ビュッフェで夕食が振る舞われました。
14日には白頭山の頂上で「白頭山太陽を迎える集い」が持たれました。参加者たちは即興詩を披露し、シュプレヒコールを上げ、横断幕を持って行進し、歌を唄い…。白頭山偉人たちを慕い、平和に貢献していこうとの決意をいきいきと表現しました。
祖国解放のために戦った朝鮮人民革命軍が活動の拠点とし、金正日総書記の生家もある白頭山密営を訪ねて嬉しそうな参加者たち。
15日から最終日までは平壌市でいくつか関連行事が企画されました。なかなかハードな日程ながらも、多彩な催しに参加者たちは疲れ知らず。
祭典の具体的な内容については朝鮮新報でも紹介されるので、ぜひ読んでみて下さい。(理)
※今日のおまけ=平壌国際飛行場のカフェにて。搭乗時間までひと休みしました。カプチーノを注文すると可愛いラテアートが!