イオ11月号が完成しました
広告
イオ11月号が完成しました。
今回の特集は、「輝くシニア世代」。
超高齢化社会に突入した日本。在日朝鮮人社会も同様です。仕事の第一線から退いた後の人生が長く続きます。本特集では、高齢となっても人生を謳歌する同胞高齢者の方々の姿から、「老後」と呼ばれる日々をいかに有意義に過ごすのか、そのヒントを探ります。また、豊かなセカンドライフを過ごすうえで役立つさまざまな情報や社会保障制度の活用法もまとめました。
特別企画は、9月13日に言い渡された東京朝鮮高級学校無償化裁判の地裁判決について取り上げました。
国が朝鮮学校を高校授業料無償化・就学支援金支給制度の対象から外したことは違法だとして、2014年2月、東京朝鮮中高級学校高級部の生徒62人が国を相手に1人あたり10万円の損害賠償を求めた東京無償化裁判。このたび、東京地裁は原告の請求を棄却する判決を下しました。拉致問題を口実に、朝高指定の根拠となる規定までなくし、朝高を対象から除外した国の横暴を司法が追認する不当判決でした。今回の特別企画では、判決当日の現場ルポ、判決の問題点を掘り下げた解説、そして今回敗訴判決が下された東京無償化裁判と7月に勝訴判決を勝ち取った大阪無償化裁判、それぞれの裁判の原告側弁護士による対談も掲載しています。
ほかにも、開始から20年目を迎えた北海道のアンニョンフェスタ、公益財団法人在日朝鮮学生支援会が設立した「トップアスリート育成基金」の紹介、今夏に朝鮮民主主義人民共和国を訪れ取材活動を行った本誌編集部の(理)さんによる訪朝報告など読み応えのある内容となっています。
11月号もご愛読のほどよろしくお願いします。(相)