未来と地続きの今日
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iphoneのカレンダー機能で月のスケジュールを確認していた時のこと。ちょっと指がすべって画面がスクロールされ、2018年4月あたりのカレンダーが表示された。あっと思って、さらにスクロールしてみると2019年、2020年、2021年…。延々とカレンダーが表示される。2029年あたりまで行ったところで、少しこわくなって見るのをやめた。
10年以上も先の一日一日にもきちんと曜日がふられていて、しっかり待ち構えている感じにびっくりしたからだ。
結構、その日暮らし的な感覚で日々を過ごしている私は、時期が近づいたら次の年度のカレンダーが印刷されるように、未来というものも少しずつ見えてくるというイメージがあった。しかし、こうしてすでに用意されているものとして見せられると、未来は確実に今日と地続きなんだなあ…となんだか不思議な気分になると同時に少し焦る。
先輩たちの中には、いや、同級生や後輩にも「何歳までにこれをやって、何歳までにこれを達成して…」と、しっかり人生計画を立てている人がいる。そういう人たちは、10年後のカレンダーを見てもこわいとは感じないのだろう。むしろ楽しくなってくるのかもしれない。
来年はちょっと、小さなことでもいいから人生計画を立ててみようかなと考えている。とりあえず30歳になる(!)2020年までの3年間は、受動的ではなく、もう少し能動的に過ごしてみたい。(理)