自転車シェアリングサービス
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近年、朝鮮では人民生活向上のためのさまざまな取り組みが行われている。最近、平壌市内で始まった自転車シェアリングもそのうちの一つだ。
スマートフォンや専用のICカードなどを使って街中のさまざまな場所から自転車を自由に借りて返却できる自転車シェアリングのサービスは中国で火が付き、日本でも東京など主要都市で導入されている。平壌では光復通り(万景台区域)で1月中旬から実施されている。
利用手順としては、①まず専用のICカードの発給を受け、②光復通りに5ヵ所ある専用の駐輪場(貸出・返却場所)で操作パネルのICカードリーダーにカードをかざし、パスコードを入力すれば、③自転車のロックが解除され、利用可能となる。利用時間は6時から24時まで。従来のレンタルサイクルとは異なり、専用の駐輪場であればどこでも借りたり返したりできるのが利点。身近な交通手段として、通勤や買い物といった日常的な用途で短距離・短時間での利用を繰り返し行えるのも魅力だ。
平壌のみならず、朝鮮各地で自転車が庶民に密着した生活の「足」になって久しい。サービスの担当者によると、ほかの区域からも「自分たちの住む区域ではいつからサービスが始まるのか」といった問い合わせがひっきりなしに入ってきているという。今後、エリアが市内各地に拡大すれば、平壌の街の風景は一変するかもしれない。(相)
自転車について
5月に観光で訪朝します。こちらのサービスは外国人観光客も利用できますか?
Motoさま
コメント、ありがとうございます。(相)さんに確認したところ、現時点では朝鮮国内の人だけ、利用が可能だということです。