イオ4月号が完成!
広告
本日3月15日、イオ4月号が完成しました。
表紙は大阪無償化裁判勝訴の喜びを、はじけるような笑顔で日本全国に伝えてくれた、金星姫弁護士です。
特集は、平昌オリンピック。
平昌冬季五輪(2月9~25日)をきっかけに動き始めた朝鮮半島の北と南の和解と交流は、3回目となる首脳会談へとつながろうとしています。
朝鮮民主主義人民共和国から大規模の選手団や高位級代表団、応援団、芸術団が韓国を訪問、韓国の人々と交流を深めました。世界の耳目を集めた開会式での共同入場は、北と南のさらなる統一へと向けた動きへと進んでいます。
まさに平昌五輪は、出会いと希望の祭典となりました。特集の記事は朝鮮新報の金淑美、鄭尚丘、盧琴順記者が担当し、本誌の李相英記者も平壌から記事を届けてくれたのですが、私が特集のなかで、とくに印象深かった記事は、「胸に迫るこの思い…これが“統一”なのか・垣間見た統一への意識」でした。一般の南の市民たちが平昌五輪での出会いを通じて何を感じたのか、現地で拾った「生の声」をぜひ読んでいただきたいです。
特別企画は、「勝訴に向かって 無償化2.20アクション」。
日本政府が就学支援金制度から朝鮮学校を外してこの4月で約8年もの月日が過ぎようとしています。この差別を市民社会に訴え、問題解決の日を近づけようと、日本政府が朝鮮学校を永久に対象から外すため、省令を改悪した2月20日(2013年)を前後して、日本各地、ソウルで朝鮮高校生裁判支援全国統一行動「私たちの願い・朝鮮高校生に笑顔を!全国行動月間」が行われました。多くの日本市民や同胞たちが、どのように行動し、発信したのか。ぜひ見ていただきたいです。
4月は「4・24教育闘争」70周年、「済州4・3」事件70周年を迎えます。
70年前の出来事は、いまだ解決を見ておらず、真相究明、歴史を今日に生かす取り組みが続いています。済州4・3で親族を失った呉光現さん、朝鮮学校閉鎖令と4.24教育闘争を一児童として体験した呉亨鎮さん(在日朝鮮人歴史研究所顧問)の思いを綴りました。
他にも、在日朝鮮人性奴隷被害者として裁判を闘った宋神道さんのお別れの会、総聯中央会館の襲撃事件、横浜の朝鮮学校ツアーなどを載せています。4月号、ぜひ手にとってみてください。(瑛)