充実感に満ちた、都外初取材
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先日、取材で群馬県に赴いた。東京都外での取材は初めてのことだったので、緊張していたが無事取材を終えることができた。しかし、帰路の途中アクシデントが起きた。
前橋駅を夜の21時に出発し、自宅最寄り駅まで2時間ちょっとか、なんて思いながらぼーっと電車に乗っていると乗客がそわそわしている。何かあったのかなとイヤホンをはずすと、アナウンスが流れていた。
「JR西川口駅付近において、前を走る宇都宮線の列車が線路上におかれた自転車と衝突したため、本列車は籠原駅で運転を見合わせます。なお、運転再開のめどはたっておりません」
予定通りいけば23時30分には自宅に着く予定だったが、運転の見合わせで何時に帰れるのかわからなくなってきた。復旧作業や、警察による現場検証の影響で長い時間、列車は止まっている。コンビニで何か買っておけばよかったと後悔しながら運転再開を待っていた。お、やっと動き出したかと思っても、前を走る列車との兼ね合いで進んだり、止まったり。
結局、乗り換えの駅に着いたのは夜中の1時。最寄り駅までの終電はもうない。どうしようと思い、ネットで探してみると、遅延で終電などに間に合わなかった乗客のための対応があった。
「代行輸送依頼書」というものを駅でもらいタクシーに乗れば、最寄の駅まで送ってくれるという方法。しかし、この方法も色々あり、タクシー運転手に代行輸送依頼書を渡せばそのまま送ってくれる場合と、先に代金を支払い後日、駅に請求する場合がある。私は運転手が理解していなく、後者の方法で自宅へ帰った。
自宅に着いたのは夜中の2時。長い1日が終わった。都外初取材は充実感に満ちたものとなった。(全)