イオ6月号が完成!
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昨日17日に月刊イオ6月号が完成しました。
表紙を飾ってくれたのは、空手朝鮮代表の宋尹学さん。2020年の東京五輪を出場を目指す若手の空手家です。
特集は、「平和、新しい時代の幕開け」―4.27北南首脳会談です。
4月27日、北の金正恩委員長と南の文在寅大統領が板門店で歴史的な首脳会談を行い、「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」が採択されました。
朝鮮半島に確固とした平和体制を築くことを8000万同胞と全世界に宣言したこの宣言によって、朝鮮半島に新たな平和の時代が始まろうとしています。
本特集では、板門店宣言の全文、首脳会談の一日を追った「ドキュメント4.27」、平壌支局で取材した本社記者の解説に南からのレポート、そして在日同胞社会の喜びの声を紹介しました。板門店宣言への世界各国の反応もまとめています。
特別企画は、「愛知無償化裁判・偏見にまみれた判決」
北南首脳会談と同日の4月27日に下された愛知無償化裁判では、原告の朝高側が敗訴しました。
判決文は、裁判官らの朝鮮学校への偏見にまみれた価値観を如実に示すものとなりました。愛知の同胞や日本市民の怒り、広島、東京に続くヘイト判決の不当性を解説しています。
無償化差別が始まって8年以上が経つなかでも、差別が解消されない現状を考えるため、「無償化差別を考える」という新連載も始めました。初回は前川喜平・前元文部科学事務次官に登場いただきました。
他にも、性奴隷被害者の裵奉奇さんが朝鮮新報に紹介された「4・23」の日にちなんで行われた、アクション「いま、日本軍性奴隷問題と向き合う」、東大阪朝鮮中級学校の玄明淑・美術教員によるエッセイ「わが東中の歴史、明日へ」などを掲載しています。前号から始まった連載「緊急ルポ・入管の収容問題を追って」は2回目が載っています。
喜びと怒りが交差した4月27日。2018年6月号はイオの歴史に残る一冊になりそうです。(瑛)
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