「私のオモニ」
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去年のイオの連載に「私のオモニ」という連載があった。
2年間継続したが、今年度からは「私のアボジ」という連載としてリニューアルした。
「私のオモニ」は一般同胞からオモニに纏わるエピソードをエッセイ形式で語ってもらう企画だが、
そこには様々な女性の姿が描かれていた。
同胞のなかのいち女性だったオモニ、夫を支える妻としてのオモニ、そして母であったオモニ。
様々なエピソードを読むたびに、女性に課せられる役割はなんと多いのだろうと感嘆していた。
そして、その女性像を子がしっかりと語れるということに、意味があるのだろうなと思った。
どんな思いを持ったとしても、それは母としては幸せなことなのだろうなとも思う。
今年、上の子が小学校へとあがった。
保育園を卒園すると、日常的に学校へ足を運ぶこともなく、
先生と顔を合わせて子どもの様子をうかがうこともなく、
連絡帳という手段のみが子どもの日々の生活を知る術となる。
なんだか、子どもが私の手から1歩離れたような感覚。
子どもも、自らの人生を歩みはじめたのだなと感慨深く入学式を迎えた。
子どもたちが寝静まったあと、翌日の準備をひとりで黙々としながら、
そういえば自分のオモニもこんな風に、真夜中に目を覚ますと、家事を黙々としていたなとふと想った。
結婚するまでは、子どもとして母という存在をみてきたが、いまは母の立場になってることを途端に意識した。
子どもたちにどんな母親像として記憶されるのだろうと思うと、背を正す気持ちになった。
私自身もふたりの子の母になり、いままでとは見える景色がまた違ってきた。
イオのブログでも、それらを綴れればと思っている。
ということで、何ヵ月ぶりにイオ編集部に戻ってきた(愛)です。
この間、色々とまた違う刺激を受けてきました。
それらを仕事にもおおいに活かせたらと思っています!
またどうぞよろしくお願いいたします。(愛)