愛知無償化裁判に関する署名のお願い
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まず昨日、SNSやメールで送られてきた署名について、お知らせします。
愛知無償化裁判(愛知朝鮮中高級学校の高級部生徒・卒業生らが2013年1月24日に起こした国家賠償請求裁判)は、昨年4月27日に名古屋地裁において、原告全面敗訴の不当判決がくだされました。そして、控訴審第3回口頭弁論(4月26日)の後、名古屋高裁は十分な審理を行わないまま弁論を一方的に打ち切りました。
これに対し原告は弁論再開と公正公平な裁判を求めるネット署名(取扱:朝鮮高校無償化ネット愛知)を募集しています。
署名は名古屋高裁に宛て行うもので、次のように訴えています。
「…同訴訟は、日本社会の一員である子どもたちの学ぶ権利の平等な保障を求めるものであり、朝鮮高校生の排除は子ども達には責任のない政治的理由に基づくものではなかったのか、また、一旦は制度の対象とされた朝鮮高校生を排除する手続に違法性はなかったかを丁寧な審理によって明らかにすることは、「少数者の人権の最後の砦」としての司法の責務といえます。」
署名は7月31日までの募集です。
それにしても、板門店での朝米首脳会談(6月30日)には驚きました。米国の大統領が初めて軍事境界線を越えて朝鮮民主主義人民共和国の地を踏みました。北と南、米国の首脳が一堂に会しました。まさに歴史的な出来事。
朝鮮中央通信は7月1日、次のように伝えています。
「敵対と対決の産物である軍事境界線の非武装地帯で、北南朝鮮と米国の最高首脳が分断のラインを自由に越えて会う歴史的な場面は、全世界を大きな衝撃に包み、長い歳月、不信と誤解、対立と反目の歴史を刻んだ板門店で和解と平和の新たな歴史が始まったことを示した。」
トランプ大統領がツイッターでつぶやいたことで急速にことが進んだといいます。生中継されている画面を夢のような気持ちで眺めていました。朝米の両首脳が会談で具体的にどのような話し合いを行ったのか。朝米は今後、実務者協議を開いていくことを明らかにしました。これからどのような合意を見るのか、朝米関係がどのように進展していくのか、期待したいと思います。(k)