12月20日は、大阪へ!/第40回朝鮮大学校定期演奏会、総勢300人が出演
広告
ALL民族教育の音色で
12月20日、「オール民族教育」をめざし、小学生から大学生、卒業生総勢300人が共演する、在日朝鮮学生音楽会「ウリハッキョたちの交声曲 近畿地方学生、同胞たちと共にする朝鮮大学校特別演奏会in大阪」が大阪で開催される。第40回朝大定期演奏会を兼ねたもので、主催は在日朝鮮学生音楽会実行委員会と朝鮮大学校(東京都小平市)。
毎年、東京開催だった朝大演奏会が大阪で行われるのは初めてのことで、近畿地方の朝大卒業生や愛好家たちの力が加わり、魅力ある演奏会になるのでは、との期待が高まっている。上演は今年9月にオープンした東大阪市文化創造館(1500席)だ。
音楽会のオープニングは、200人が出演する吹奏楽合奏「祖国賛歌」(編曲:尹忠新)。
続いて120人による民族楽器合奏「フェヤンニルリリ」、過去の第1回公演で舞台に上がった「朝鮮はひとつだ」はピアノ協奏曲で披露される。
1部は、朝鮮の代表的な管弦楽「青山里の原に豊年が来た」で締めくくられ、2部は大阪府下の初級部6年生たちが大阪の朝鮮学校校歌を編曲した「ウリハッキョ応援歌」を、元気に歌いあげる。朝大演奏会の代表曲といえばカンタータ「鴨緑江」だが、近畿地方で活躍するプロや愛好家たちと作りあげる歌声にも注目だ。
朝大音楽科26期で実行委員会事務局長の尹忠新さん(大阪朝高教員、文芸同中央委員長)は、「異国で民族の音楽を身につけることは簡単なことではなく、だからこそ子どもたちがウリハッキョで培ってきた音や歌声、何よりありのままの姿を見てほしい。その演奏と歌声が同胞や卒業生たちと重なり、さらには日本の友人たちと交わる、そんな演奏会にしたい」と語る。
音楽の力で、応援の輪を
金永真・実行委員長(64)は、「吹奏楽のコンサートといえば、楽器が好きな人や愛好家が訪れる印象があります。今回の音楽会は誰もが気軽に足を運べるよう、敷居を低くすることを心がけました。楽器や歌に親しむ子どもたちを、応援する輪を広げたい」と語る。
会場の東大阪市文化創造館は、舞台と観客が近く、出演者の息吹をそばで感じられる空間だ。18時からのホワイエコンサートでは、クリスマスソングやディズニーメドレーも披露される。(瑛)
チケット好評発売中!
◎在日朝鮮学生音楽会/第40回朝鮮大学校定期演奏会
「ウリハッキョたちの交声曲」
日時:2019年12月20日(金)18:00 開場 / 18:30 開演 ※18時からホワイエコンサート
会場:東大阪市文化創造館(近鉄奈良線八戸ノ里駅北約200m)
主催:在日朝鮮学生音楽会実行委員会/朝鮮大学校
後援:朝鮮大学校同窓会/朝鮮大学校管弦楽団OB・OG会/在日本朝鮮文学芸術家同盟大阪・兵庫・京都支部
チケット:指定席 3000円、自由席 2000円
※近畿地方の初中高級部生は無料(2、3階席)。未就学児不可
◎チケット申し込み先:
大阪事務局☎06-6717-5381(月~土 10~18時)
東京事務局☎042-341-1331(月~土 10~17時)
メール:reception@korea-u.ac.jp
※メールでお申し込みの際は、件名に「演奏会チケット」と明記の上、本文に名前、連絡先、枚数を明記してください。チケットは決済後の発送になります。