横浜F・マリノスの朴一圭選手が母校に凱旋!
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横浜F・マリノスに所属し、不動の守護神としてJ1優勝を勝ち取ったGKの朴一圭選手(29)が11月18日、母校・埼玉朝鮮初中級学校(さいたま市)を訪れ、優勝報告会を行いました。
講堂に集まった園児、児童、生徒たちは花道を作り、朴選手の入場がまだかと言わんばかりに待ちわびてそわそわしていました。
ついに朴選手が登場すると、歓声が沸き起こり、子どもたちは興奮した表情で朴選手をあたたかく迎え入れました。
壇上に上がった朴選手はマイクを受け取ると、「諦めずに努力しつづければ、必ず成功できる」と自身の経験を話しながら、「日本社会で朝鮮人として生きて、朝鮮学校に通って成功すれば、多くの同胞たちが喜んでくれる。ウリハッキョを卒業することを誇れる人間になってほしい」と語りました。
また朴選手は、「自分たちが日本社会で朝鮮学校に通えるのは、アボジ、オモニがいて、ここにいる先生たちがいて、多くの同胞の愛情があるから。だから常に感謝の気持ちを持ってほしい」と感謝の大切さを子どもたちに伝えました。
質疑応答では、「PK戦の時にどうすれば緊張せずにセービングができますか?」「選手として一番苦しかったことは?」「スランプに陥ったときは、どのように抜け出しましたか?」といった様々な質問が投げかけられました。
朴選手は「PKでは自分も緊張している。でもその緊張を楽しむことが大切。そうすればおのずと良いセービングができる」とアドバイス。またスランプについては、「考えるより朝から晩までずっと体を動かしてボールを蹴っていた」と話しました。子どもたちは朴選手の言葉を熱心に聞き入っていました。
最後に全校生との記念写真を撮り、朴選手はサイン入りのユニフォームと色紙を学校に贈りました。子どもたちは終始、朴選手との触れあう時間を楽しんでいました。
(全)