幼保無償化を求める署名活動、上野駅で
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2019年12月1日、各種学校の外国人幼稚園への「幼児教育・保育無償化」適用を求める100万人署名運動が日本各地で始まりました。
各地で署名運動が行われるなか、1月31日、コリアンの青年団体である在日本朝鮮青年同盟東京都本部が主催する署名活動が東京・上野駅で行われました。
夜の19時、仕事終わりの会社員や学校帰りの学生らが行き交う上野駅で、横断幕を掲げながら街頭アピールと署名への協力を呼びかけました。
この日は、同胞青年ら約10人が集まりましたが、私も地域の一朝青員として署名活動に参加しました。
「幼い子どもたちがいじめられています。署名にご協力ください」
「寒い中すいません、今、各種学校の外国人幼稚園が幼保育無償化制度の対象外となっています。幼い子どもたちの未来のため、署名ご協力お願いします」
通行人たちにこのように声をかけながら署名を集めました。
立ち止まってアピールを聞き署名してくれた人、「私にも署名させてください」と自ら声をかけて協力してくれた人、「なにをやっているの?」と尋ねてきた外国の観光客に、英語で朝鮮幼稚園が幼保無償化制度から対象外となっていることを説明し、署名への協力をしてもらったことなど、一定の好感触を得ていたなか、あるサラリーマンに思いがけない一言を浴びせられました。
「チョンコロに払う金なんてないわ。チョンはあかん。そんなん無駄や」
この言葉を聞いたとき、「こんなことを、どうして平気で言えるのか」とやり場のない怒りがこみ上げてきました。
しかし、今、朝鮮幼稚園で学んでいる園児たちのことを考えるとへこたれていられません。子どもたちが、将来、このような言葉を浴びせられることなく、在日朝鮮人として堂々と暮らせる日本社会を、私たち大人の手で築いていかなければと強く思いました。
1世、2世の同胞たちがたたかいを通じて得た権利―、私が学割定期券でウリハッキョに通うことができて、全国大会出場を目指して日本の公式大会に出場することができたように、今度は私が子どもたちの未来のために頑張ります。(全)
戦前戦後と日本の発展を支えてくれた大事な人たちだと思っています。
そして日本で一緒に暮らす様々な多国籍の重要な隣人。
差別的な人もいますが、私は心から応援します。
子供達も大人も年寄りも安心して暮らせますように。