チャンアチ 장아찌
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장아찌(チャンアチ)は朝鮮式・野菜のピクルス。手軽にサッと仕込んで、保存のきくおかずが一品完成します。醤油ベースのものとコチュジャンベースのもの、2種類を紹介します。タマネギを使用した方はサッパリとお口直しにも。食卓のお供にどうぞ。
レシピ表記
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- 少々:一般的に、親指と人差し指の2本でつまむくらい(約1g)の量を指す。液体なら1、2滴分にあたる。
- 少量:親指と人差し指と中指の3本でつまむくらい(約2g)の量を指す。ひとつまみともいう。液体ならさっとかける程度。
- 適量:適度な量を加減して入れること。
- 適宜:必ず入れる必要はなく、その時の状態に応じて必要であれば入れること。
- ※粉トウガラシには粗挽きと細挽きがあるが、「粉トウガラシ(細挽き)」と表記する以外はすべて粗挽きを使用するものとする。
【タマネギのチャンアチ】
材料(作りやすい分量)
赤タマネギ ※白いタマネギや新タマネギを使用してもよい |
500g |
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青トウガラシ ※鷹の爪でも代用可 | 4本 |
【A】
醤油 | 100ml |
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酢 | 100ml |
水 | 80 ml |
砂糖 | 大さじ5 |
作り方
- 赤タマネギは縦に半分に切り、それぞれ縦横に包丁を入れ6等分にする。青トウガラシはへたを切り落とし斜め切りにする。
- 1を保存容器に入れる。
- 鍋にAの調味料を入れて火にかけ、沸騰したら火を止める。
- 3を熱いまま2に注ぎ入れて、完全に冷まして冷蔵保存する。
途中、スプーンで混ぜたり保存容器を上下にして味をなじませましょう
【ニンニクの茎のチャンアチ】
材料(作りやすい分量)
ニンニクの茎 | 200g |
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塩 | 大さじ1 |
ゴマ油 | 適量 |
炒りゴマ | 適量 |
【A】
コチュジャン | 100g |
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물엿(朝鮮水あめ) | 大さじ2と1/2 |
醤油 | 小さじ1 |
물엿(ムルヨッ)は日本のものに比べて甘さが控えめで、さらりと溶けやすいのが特徴。ネットや専門店で購入しましょう。コチュジャンは、メーカーにより甘さが強めのものがあるため、물엿は加減しながら入れます。本誌では辛みの強いコチュジャンを使用しました。
作り方
- ニンニクの茎は根の硬い部分を3cmほど切り落とし、4cm長さに切る。
- 鍋に水4カップ(分量外)を入れて湯を沸かす。沸騰したら塩と1のニンニクの茎を加え、再沸騰してきたらザルに上げる。
茹でたニンニクの茎はしっかりと水を切り、水分が残らないように乾かしておきましょう - Aをボウルに入れてよく混ぜ合わせる。
- 2を3に入れてまんべんなく和えたら完成。食べる時にゴマ油をかけ、炒りゴマをまぶしていただく。
教えてくれた人 高仁淑こ・いんすくさん●1961年、東京都生まれ。東京朝鮮第1初中級学校、日本の高校を経て明治大学を卒業。(株)リクルートに入社、情報誌の広告営業に携わり、結婚後は家事に専念する。趙善玉料理研究院で韓国料理基礎全課程を修了、認定講師の資格有。その他、テーブルコーディネートをはじめとする各種資格や共著での出版、各大会での受賞経験多数。現在は料理教室や料理イベントなどで講師を務める