「在郷軍人の『不逞鮮人』経験と地域」テーマに—関東大震災朝鮮人大虐殺連続学習会
広告
「1923関東朝鮮人大虐殺を記憶する行動」が主催する連続学習会の第6回が、本日10月29日に開かれる。
第6回学習会のテーマは、「在郷軍人の『不逞鮮人』経験と地域」。日朝協会埼玉県連合会会長の関原正裕さん (1953年生)が講師となり、埼玉における朝鮮人虐殺について話す。
1923年9月1日に発生した関東大震災のさなか、「朝鮮人が火を付けた、井戸に毒を入れた」などという全く事実無根のデマが流され、約6000人もの朝鮮人が軍隊、警察、自警団によって虐殺された。埼玉県内でも240人におよぶ朝鮮人が殺された。当時の片柳村染谷(現さいたま市見沼区)でも、9月4日に24歳の朝鮮人青年・姜大興さんが流言飛語に惑わされた自警団の手で殺された。染谷の常泉寺には、姜さんの供養のために当時の地域の方が建てたお墓がある。
学習会はオンラインでの開催となる。時間は19時30分から21時まで(予定)。
参加費は、一般:1000円、学生:無料となっている。
申し込みは以下のURLから。
開始時間の1時間前まで受け付けている。
「1923関東朝鮮人大虐殺を記憶する行動」は、関東大震災時の朝鮮人虐殺について深く考え行動する場を作り、歴史的事実をより広範な人々に知らせることを目的としたプロジェクト。
https://kantoukioku1923.blogspot.com/
連続学習会ではこれまで法政大学教授の愼蒼宇さん、専修大学教授の田中正敬さん(「関東大震災朝鮮人虐殺の国家責任を問う会」事務局長)、東京外国語大学教授の金富子さん、フリーライターの加藤直樹さん、一橋大学大学院博士課程の洪昌極さんらが講師となり、さまざまな側面から関東大震災時の朝鮮人大虐殺に光を当ててきた。(相)