東京第1初中で創立75周年祝祭
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今朝は、10月25日(日)に東京都荒川区の東京朝鮮第1初中級学校で行われた、創立75周年祝祭の様子をお伝えします。
同校は1945年12月15日の創立。園児、児童、生徒は295人と、都内で一番規模の大きい学校で、同胞たちが戦前から暮らした荒川三河島のトンネに位置しています。2014年には、同胞たちの力で新しい校舎が建設されました。荒川区、台東区、文京区、千代田区、北区、千葉・東葛地域といった広い地域から子どもたちが通っています。
今年度、同校では、アボジ会、オモニ会、地域の同胞たちを中心に、「創立75周年記念ハッキョ応援キャンペーン」が進められています。今年は新型コロナウイルスの感染拡大により、例年開催していたバザーは中止されたものの、替わりにこの日の祝祭が開催されました。
10時、児童生徒、園児たちのオンライン芸術公演が始まります。
学校の先生方によると、コロナ禍により、保護者たちが子どもたちの様子をなかなか見られないので、オンライン公演を通じて元気な姿を届けたかったとのこと。当日は、学年ごとに素敵な歌声を披露していました。一部を紹介します。
幼稚園の園児たちも元気な歌声を披露します。
裏方は先生方。ライブ中継ということで、会場の体育館には終始、緊張が漂っていました。
同校は、感染防止のために、10月の6日間にかけて公開授業日を設け、世帯あたり1時間ずつ、という条件で保護者たちに学校を公開しました。
学校応援キャンペーンとして、オリジナルTシャツなどを販売中のオモニ会では、6日間にかけて、特製万能タレや手作りコチュジャン、物品を販売。朝から準備にいそしむオモニたち。笑顔が素敵です。
写真は24日の様子です。フェイスブックなどを通じて公開授業を知った日本の方も訪れていました。
公演が終わった後は、大抽選会!
商品は、特賞が10万円、などと豪華です。地域の焼肉店や自営業を営む方々が食事券やビールなどの商品を積極的に提供してくれ、たくさんの商品がそろったといいます。抽選券も2000枚以上が売れたそうです。
文起展校長先生を筆頭に、抽選会のくじ引きが始まりました。
子どもたちも教室で、抽選会を見守ります。
昼食には、特食のお弁当が配れ、美味しい笑顔が広がります。
コロナ、という未曽有の事態の中でも、子どもたち、教職員たちの日常を守り、助けていきたい…。温かい思いにあふれた祝祭の日でした。(瑛)