地域が支えるチェーグー/おいでよウリハッキョ vol.40 東京朝鮮第9初級学校
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東京・阿佐ヶ谷の閑静な住宅街の中にたたずむ東京朝鮮第9初級学校は「チェーグー(第9)」の愛称で親しまれる。学校は小さいが、地域社会から注がれる愛情は大きい。
△今月のハッキョ
東京朝鮮第1初中級学校
歴史:1945年から46年にかけて杉並区阿佐ヶ谷、中野などで国語講習所の形態で民族教育が始まる。46年3月5日、阿佐ヶ谷南に「朝鮮人聯盟杉並初等学院」を開校(この日が学校の創立記念日)。47年5月15日、杉並初等学院と中野初等学院を統合し、現在の学校用地に初代の校舎を竣工。東京第9朝聯初等学校に改称し、6年制教育を開始。49年12月20日、第2次学校閉鎖令によって都立学校に強制移管、「東京都立第9朝鮮人小学校」に。55年4月1日、自主学校として「東京朝鮮第9初級学校」に改称。60年8月、2代目の校舎が竣工(木造2階建て)。87年7月19日、3代目となる鉄筋3階建ての現校舎が竣工。2016年、学校創立70周年。
データ:金生華校長、児童43人/学区:杉並区、中野区、新宿区、練馬区、渋谷区、世田谷区の一部、西東京地域の一部
〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北1-39-3
Tel: 03-3338-9525
第9ハッキョの「3つの特徴」って?
金生華校長いわく、▼学校に対する地域同胞たちの関心が非常に高い、▼地域社会との交流が盛ん、▼学校教育会、児童保護者、卒業生、地域青商会の支援活動が盛んなのが第9ハッキョの特徴だとか。
2021年、学校は創立75周年の節目を迎える。