横浜初級運動場が人工芝に
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地域交流の拠点に
横浜朝鮮初級学校(横浜市)の運動場(1600㎡)に人工芝が敷かれ、2020年11月29日に完成記念式が行われ、同胞と日本市民ら約300人が新しい門出を祝った。
子どもたちの学びの環境を整えようと、20年2月に計画されたこの事業は、卒業生や保護者有志らによるもの。9ヵ月の間に資金を工面し、工事が進められてきた。出資者の一人は、「校舎が老朽化するなど、教育環境を取り巻く課題が多いなか、地域の同胞たちが前向きで幸せな気持ちになる、子どもたちのために何かできる!という希望を抱け、次のステップにつながるようなことがしたかった。民族教育の大きなビジョンを示しきれていないもどかしさを抱えていたので、人工芝完成を足がかりにもっと大きなことを成し遂げたい」と語っていた。
同校でサッカースクールを運営する安英学さんは、「何より、横浜初級と子どもたちのための場として、また地域交流に貢献できる場にしていきたい」と抱負を語る。