『がまくんとかえるくん』の展示を観て
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先日、「『がまくんとかえるくん』誕生50周年記念 アーノルド・ローベル展」へ行ってきた。
「がまくんとかえるくん」シリーズの児童書は、
こころあたたまるふたりの友情を描いたもので、
絵も文章もアーノルド・ローベルさん本人が作っている。
こころあたたまるふたりの友情を描いたもので、
絵も文章もアーノルド・ローベルさん本人が作っている。
アーノルド・ローベルさんは、
1987年に54歳で生涯を終えたそうだが、
それまでに100冊もの絵本を世に送り出した作家だ。
それまでに100冊もの絵本を世に送り出した作家だ。
展示では、『がまくんとかえるくん』」を中心とする約30冊の絵本を、
貴重な原画やスケッチ約200点とともに紹介されていた。
貴重な原画やスケッチ約200点とともに紹介されていた。
展示会場は立川の「PLAY! MUSUEM」。
家からはかなり遠いので二の足を踏んでいたが、
こんな機会ももうめぐってこないだろう!と思い、
終了前日の週末に足を運んだ。
こんな機会ももうめぐってこないだろう!と思い、
終了前日の週末に足を運んだ。
結果、遠くても観に行けてよかったと心底おもうほど、
とても見ごたえがあった展示だった。
一番ワクワクしてみたのが、「構想ノート」。
黄ばんだノートに書き込まれた原案の描き込み。
文章と簡単なラフが描かれていて、
この小さなノートからすべてが始まったのかと思うと、
ワクワクして仕方なかった。
この小さなノートからすべてが始まったのかと思うと、
ワクワクして仕方なかった。
私たちデザイナーが普段するように、
ノートに小さな四角を何個も描き、ページ割しているものもあった。
普段私たちがやっていたように、
名の知れた児童文学作家も同様にしていたのかと知り、びっくり。
名の知れた児童文学作家も同様にしていたのかと知り、びっくり。
かなり気持ちが高ぶった。
そして、一番印象に残ったのが編集者とやり取りした原稿。
大きな紙に実際の本の寸法で線を引き、
そのなかに本番さながらに描かれたイラストと張りつけられた原稿の紙。
そして、その周りには編集者が入れたチェックが
鉛筆や赤字で入れられていた。
鉛筆や赤字で入れられていた。
この場面のイラストがあった方がいいという編集者のリクエストに応え、
最終形にはイラストを足していたり、
最終形にはイラストを足していたり、
編集者のチェックが入っているものの、
我を通しそのままで置いておいたり。
我を通しそのままで置いておいたり。
セリフの言葉選び、
ちいさな読者にわかりやすく見せるためのページ構成を
真摯につめる様子が浮かんでくるようだった。
ちいさな読者にわかりやすく見せるためのページ構成を
真摯につめる様子が浮かんでくるようだった。
編集者が入れたチェックには、
描かれたイラストに対し「So lovely!」というものも。
描かれたイラストに対し「So lovely!」というものも。
編集者とアーノルドローベルさんが強い信頼関係のなかで
名作を作り上げたのだなと感じることができた。
名作を作り上げたのだなと感じることができた。
イオの雑誌デザインを担当する中で思うのは、
雑誌デザインの仕事は、編集の側面がとても強く、
雑誌デザインの仕事は、編集の側面がとても強く、
そして編集者という仕事は裏方ながら、奥深いなと感じる。
かの有名な「鬼滅の刃」の作者さんは敏腕編集者とともに、
あの世界観を作り上げたと裏話を書いていた。
作家や編集者に共通するのは、
よりいいカタチのもの、面白いものを作り上げたいという目標だと思う。
そんな奥深い編集の仕事に、
いま携われることができているのだなと自覚した展示だった。
かの有名な「鬼滅の刃」の作者さんは敏腕編集者とともに、
あの世界観を作り上げたと裏話を書いていた。
作家や編集者に共通するのは、
よりいいカタチのもの、面白いものを作り上げたいという目標だと思う。
そんな奥深い編集の仕事に、
いま携われることができているのだなと自覚した展示だった。
月刊イオの来月号は、いよいよ300号。
それに向けた工程がいまから始まる。
よりいいカタチのものをお届けできるよう、頑張りたいと思う。(愛)
それに向けた工程がいまから始まる。
よりいいカタチのものをお届けできるよう、頑張りたいと思う。(愛)