大阪地裁勝訴判決はいかにして生まれたのか―無償化連絡会・大阪第5回オンライン学習会 参加申込今日まで
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月刊イオでは9月15日に発行された最新号の10月号から、「高校無償化裁判を振り返る」と題した連載を始めました。連載初回となる10月号には、田中宏・一橋大学名誉教授による論考「国際人権規範欠いた “1勝14敗”」が掲載されています。2回目の11月号では、各地の訴訟で原告となった朝鮮高級学校の元生徒たちのインタビューを掲載する予定です。
https://www.io-web.net/2021/10/mushokasoukatu-vol1/
さて、以下が本題です。
朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪(無償化連絡会・大阪)主催のオンライン学習会の第5回が9月30日に行われます。
今回の学習会のタイトルは「【対談】第一審勝訴に導いた専門家たち」。
2010年4月に施行された高校無償化制度から朝鮮高級学校が排除され、全国5ヵ所で裁判が行われてきましたが、勝訴判決が出たのは大阪地裁での第一審のみ。この大阪地裁判決は、文部科学大臣の不指定処分を違法であるとして取り消し、子どもたちが朝鮮学校で学ぶことの正当性を認めた画期的な判決でした。
この大阪地裁判決はどのようにして獲得することができたのか。大阪地裁での裁判に関わった専門家たちの言葉を通じて改めて考える、というのが今回の学習会の趣旨です。大阪訴訟に当初から関わり、専門的な意見書を執筆した田中宏さん(一橋大学名誉教授)と伊地知紀子さん(大阪市立大学教授)、学者たちの意見を証拠として法廷に提出して主張を展開した弁護団団長の丹羽雅雄さんをパネリストとして迎え、訴訟提起前からの関わり、訴訟提起後の活動、意見書の内容、意見書が裁判所に与えた影響、勝ち取った第一審判決の意義などについてお話しいただく予定です。
無償化連絡会・大阪のオンライン学習会はこれまでも「再生産される植民地主義と朝鮮学校の裁判闘争」「朝鮮学校の裁判闘争を通じて見た民族教育の課題」など高校無償化裁判をはじめとするこの間の大阪での闘いをさまざまな角度から振り返ってきました。高校無償化裁判総括企画を連載中の本誌としても、今回の学習会のテーマは大いに注目です。
参加申し込みの締め切りは本日です。(相)
無償化連絡会・大阪 第5回オンライン学習会
【対談】第一審勝訴に導いた専門家たち
日時:2021年9月30日(木)19:00~21:00
パネリスト:田中 宏(一橋大学名誉教授)、伊地知紀子(大阪市立大学教授)、丹羽雅雄(大阪弁護団団長)
コーディネーター:金英哲(弁護士)
司会:金星姫(弁護士)、任真赫(弁護士)
Zoomミーティングによる実施
参加申し込みは、9月27日までに下記リンク先の申し込みフォームに名前、メールアドレス(携帯メールは不可)、所属(任意)を記入し、送信。参加無料。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/85c26be9716865
主催:朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪
問合せ:ol.musyou.osaka@gmail.com(オンライン学習会専用アドレス)
無償化連絡会・大阪HP:http://renrakukai-o.net/