年間企画会議がはじまった
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今年も残すところ約3ヵ月、来年度の企画会議がはじまった。
ちょうど記者生活1年半が経った。
今の職場に来る前は、「記者=取材をして文章を書くこと」だけを想像していたが、企画作り、編集作業まで携わり、雑誌作りの難しさ(というか不向き)をひしひしと感じている。
まだ特集の企画すらまともに組めたことがなく、いまだに特集企画が通ったことがない。
そこへ来て、来年の企画会議の難しさは、特集のようにその時々の旬なトピックを打ち出すのではなく、雑誌の方向性を決め、1年を通して対象の読者たちのニーズにどう応えるか、読者と同胞社会をどのように循環させるか―というところにある(と感じている)。
仕事で企画を立てるようになったり、取材をしたり、さまざまな文体の記事を書いたり、仕事の合間に勉強をしていると、自分の得意不得意がわかってくるし、(そういえば学生時代もああだったなぁ、こうだったなぁ)と当時うまくいかなかった原因がわかったりする。
学生時代、クラスや学部の役員をやっていても、年間計画や対策を立てることが苦手だったし、基調論文を分析して研究して…といったことも苦手というかなんというか、そもそもそこまで頑張れたのかも今更ながら怪しい。要するに、分析をしたり対策を立てたり、長時間頭をつかうことに向いてないのだなと感じる。戦略的な策士タイプではないのだろう(笑)。逆に、思い付きのアイデアで現状を打破したり、感覚で動くとうまくいくことがよくあるので、つくづく行き当たりばったりの感覚人間だなと痛感している(笑)。
そんなこんなで、30、40代のニーズに合うような企画を立てながら、「これ、意味なくないか…」「これ、おもしろいか…?」と頭をこねくり回している日々である。
編集部員の意見を合わせ、何か一つでも意義のある企画を立てたい。(蘭)