朝鮮学校の授業参観と民俗遊び
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先日、我が子が通う朝鮮学校の授業参観がありました。
今春に予定されていた授業参観は緊急事態宣言の影響で中止になってしまったので、授業参観に赴くのは本当に久しぶり!
私は、初級部3年生の3時間分の授業を観ることができました。
朝鮮語の授業ではミニ劇を披露してくれ、社会の授業ではウリの文化についての勉強を。理科の授業では豆電球の実験キットを使っての授業など。
どの授業もソンセンニムたちの工夫を感じられ、すごく面白かったです。
なかでも、社会の授業では、一通り学んだあとに、先生が面白い試みをしてくれました。
ウリ民俗遊びを「実際にあそんでみよう!」ということで、朝鮮将棋やチェギチャギ、朝鮮駒などを実際に親も交えて遊んでみようというものでした。
我が子が選んできたのは朝鮮将棋。
日本の将棋と似ている部分も多いようですが、朝鮮将棋は駒数も異なり、また独自のルールなどがあります。
そして、一番の特徴は、王手が取れるようになれば、「チャングン!」と告知をするのだそう。
日本の将棋を以前から楽しんでいた子どもは、朝鮮将棋もすぐにルールを覚えて対戦を楽しんでいました。
一方、日本の将棋すらわからない私は、児童たちが対戦するのを横でひたすら見守っていました。
その後はチェギチャギを楽しんだりと、ウリ民俗遊びに夢中になっている姿を見るのは、とてもいいなとほっこりとした気持ちになりました。
今回の授業参観で、過去、月刊イオでも朝鮮のお正月遊びに関して、特別企画を組んだことを思い出しました。
2017年1月号の特別企画です。→「ソルナルの楽しみ」
金松伊さんの「ソルナルの思い出」というエッセイと、
去年亡くなられた韓東輝ソンセンニムに朝鮮の凧「カオリヨン」とチェギチャギの作り方を教えていただき、
誌面にて掲載しました。
※朝鮮のソルナルノリ(お正月遊び)に興味がある方は、ぜひ2017年1月号購入をご検討ください!
(Amazon購入はできません、ご購入希望のかたはこちらから→https://www.io-web.net/mail/)
その後、子は朝鮮将棋のセットを家まで持ち帰り、母と戦えなかった分、父と朝鮮将棋を楽しんでいました。
母国にいなくとも、自分たちの文化を自然と楽しみ、受け継いでいる。
そんな場所を与えてくれる、朝鮮学校がやはりいいなと思った授業参観でした。(愛)