栃木で11年ぶりに金剛山歌劇団公演
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金剛山歌劇団栃木公演2022が3月13日、小山市立文化センター大ホールで行われた。
公演の主催は、県下の各団体の代表らで構成された金剛山歌劇団栃木公演実行委員会(尹瑞孔委員長)。日本朝鮮友好栃木県民の会、佐野日本朝鮮交流会、栃木ウリハッキョ友の会が後援団体として名を連ねた。
栃木県および近隣県の在日同胞、浅野正富小山市長ら来賓、日本市民合わせて約600人が観覧した。
栃木では11年ぶりの開催となった金剛山歌劇団公演。栃木朝鮮初中級学校へのチャリティを目的に掲げた公演は当初、2020年に開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響による2度の延期を経て、今回の開催にこぎつけた。
会場では、検温や消毒、整理券の配布など、徹底した感染防止対策が施された。
オープニングの混声重唱と舞踊「明けゆく空に」から、男声独唱「南山の青い松」、カヤグム独奏「オンヘヤ」、独舞「双扇の舞」、混声重唱「熱き想いで」、二人舞「朝鮮将棋」、ソヘグム4重奏「ひばり」、チャンセナプ二重奏「龍岡キナリ」、舞踊「松~風雪をのり越え」、チャンゴ重奏と舞踊「歓喜」まで2021年度の金剛山歌劇団アンサンブル公演「솔SOLL」の16演目が舞台に上がった。
1時間半のステージはあっというまに過ぎた。金剛山歌劇団の最高峰のパフォーマンスに、客席は歓声のかわりに大きな拍手で応えた。
観客からは、「久しぶりに栃木で歌劇団の公演を見られてうれしい」「コロナ禍で気持ちが沈んでいたが、今日の舞台で心が晴れやかになった」といった感想が聞かれた。(相)