白髪染めとプロフェッショナル
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先週日曜、姉に子どもを預けて美容室へ行った。
今月は親族の結婚式もあるため、ボサボサの髪で
参加するわけにもいかないので子を預けてまでも行ってきた。
私は20年以上も同じ美容師さんに切ってもらっている。
なので、ひとつの要望だけを伝えて(例えば前髪は切りたくないとか)
あとはお任せで切ってもらっても、いつも大満足な仕上がりになる。
実は私も以前ブログで(理)さんが取り上げたように、
白髪が多く出始め、悩んでいた。
カットのみで予約したのだが、最近部分的に白髪もでてきて
悩んでいると言ったら即座にみてくれて、
「結婚式が控えているのに、このまま帰すわけにはいかない」という
ありがたい言葉を頂戴し、急遽カラーもしてくれた。
ポイントカラーで白髪と生え際部分だけを綺麗に染めてもらった。
その仕上がりが本当に自然で、すごく感動した。
その美容師さんがアシスタントの方に指示を出して染めてもらったのだが、
きれいに染まった髪をみながら
「ね、言うとおりにしたら、うまくいったでしょ?」と
アシスタントに言っていた。
多分、難易度が高いカラーだったのだと思う。
その美容師さんは長年の経験と勘もあり、
お客さん一人ひとりの悩みは違うが、
髪の毛を触れば長年来店しなくても記憶が思い出され
何に悩んでいたかがわかり、即座に判断し、
こうすればうまくいくという手段がわかるという。
そして、絶えず新しい薬剤なども出たらすぐに勉強し、仕事に積極的に取り入れていくという。
その話を聞き、自身の雑誌デザインの仕事も同様だなと思った。
雑誌デザインは原稿や写真が揃う前にラフを作ることもあるのだが、
全体的なデザインはやはり完全に出そろったあとでないと、
私個人的には組むことができない。
どの要素が入るか、原稿にはどんな意味が込められているか、
すべてが出そろった後に自分のなかで咀嚼してデザインをする。
ひとつひとつ判断を下して、写真や原稿を最大限活かして、
かつ読みやすいものに仕上げていく。
締切前だとスピード感も重視されるので、
やはりそこは長年の経験があると、即座に判断も下しやすくなる。
ソフトのアップデートに伴い写真加工の技なども勉強し覚えておくと、
作業の効率化も可能になることが多い。
なので自身も積極的に新しいことを勉強しなくてはならないな~と、
白髪を染めてもらいながらつくづく思った。
どの仕事にもプロフェッショナルなひとはいるもので、
身近な存在のその美容師の方をみながら、
私も常に自身を磨いていきたいなと思った。(愛)